古典のあどばんてーじ 【つらつらざっき】
2012/07/18(Wed)
きょうはちょっと落語なお話で一席。

○五代目でない
三枝さんが文枝さんになられましたねー、まあわたし襲名のことすっかり忘れててまん我の流儀に行ってたわけですけど。後日レポ載せます。たまたまNHKのニュースで取り上げられてたのでごはんむしゃむしゃしながら見てました。

○古典をすてる?
NHK側の勝手なナレーションなのか、それとも文枝さんがそう言ったのか、「古典を捨てて…」ってナレーションが言ったのを聴いてかぼちゃとご飯粒吹いたぞわたしは。えっ? えっ? 何かの間違いですよね???

○新作のひとと古典
後日。17日。新作の噺家挙げるならまず真先に上がるのが私の場合春風亭柳昇師匠です。昇太さんの師匠ですね。といっても音源持ってないし、新作の音源なんて動画でも聴いたことないんだけど…
以前読んだ「落語家 大看板列伝」だったかな…ブクログ登録してると思ったらしてなかったよー! まあ、という本で、師匠は昇太さんに何度も「新作やるなら古典は真面目に、しっかりやりなさい」と伝えてたというエピソードがすごく印象に残っていてですね。二年前の今頃に読んでたんだっけな~落語勉強してた頃だから。とまあ二年前なのですごく曖昧な記憶で言葉とか正確に覚えてないんですけど。
で、それを思い出して、同時に「新作やる人ってだいたい古典も面白い。ちゃんと聴けるものだよね」と思って。喬太郎さんなんかその筆頭だと思うし、多少の好き嫌いはあれど昇太さんもそうだし、志の輔さんもそうですよね。ただ彦いちさんはイマイチかもだけど。白鳥さんは、白鳥さんのは私ぶっとんでるの好きだから超大好きなんですけどw まあ賛否両論だと思う、けど、おおむねちゃんと面白い。たとい面白くなくても、一応聴くに値するものは、まああると思うわけでして。

○つまり。
なんだかだで、新作やるならなおさら、古典もちゃんとやらんなんじゃないがん?? と思いましてね。
で、今日考えてたことは、古典の舞台ってある意味普遍的だからこそ古典たりえる=長く語り継がれる話なんじゃないかなってことでしてん。もしかしたらこれ私が過去に読んだ本とかでそっくり同じこと書いてあったりするかもしれんけど。
勿論、現代は多くの落語が生まれた江戸~明治ではないですし、長屋もなければ侍もいない世の中でございます。でもだからってんでそれだけの理由で新作や創作だけしかやらんっていうのもおかしな話でして、むしろ失われた世界だからこそ次元が上がって逆に普遍的な世界(舞台)になったんじゃないかなって思ったのですね。
古典の世界って言ってみれば時代劇ですよね。時代劇って言うとなんとなくイメージわきませんか? ちょんまげにしてる人とか、月代剃ってる人とか、女の人は髪を結ってて、みんな着物着てて下駄履いてて、お家は日本家屋で、とか。古典落語って江戸時代ってこんな感じかっていうイメージが大体はあると思うんですよ。そりゃ長屋の詳しいこととか(へっついが何か、とか、どんな間取りが一般的か、とか)は本とかガイドとか読む必要あるけど、聴衆の方で大体のイメージ共有出来てるってつまり普遍的ってことに繋がるんじゃないかと。

○あどばん。
それは、たまきさんあなたがちゃんと落語聴いてるからそうなんですよって、言われればまあそれはそれでそれまでなんですけど、でも多くの人に大体のイメージの共有がとれている世界を舞台にする辺りが、古典落語の大きなアドバンテージなんじゃないかなって思ったのですよ。
そしてそこで繰り返されるどたばた、なんやしょーもないようなことが、実はものすごく的確に人間や社会の真理を突いていたり、何か大事なことを教えてくれたりする。勿論、なーんも考えんで笑ってるだけっていうのも良い。というか本来落語は難しく考えるようなものではない。話芸だし。お笑いだし。一番いいのはわっはっはて笑うことなんですよね。
それで、落語が何を笑いにしてるかっていうと(これもしかめつらしい話になるしお説教臭いから長くは書かんけど)落語が描き出す人間の一般的なおろかさとか、どうしようもなさとか(これを談志や米朝師は「人間の業の肯定」と言った)もっと砕けて言えば単純にアホっぽさであり、そこに各々“自分”あるいは自分の周りの環境などを見出して笑うのであるんじゃないかなって、まあたまきという私自身は思うわけですよね。
それは「弱さ」ではあるけれど、決して「弱いものをいじめて」笑っているわけじゃない。自分の弱さを笑うのです。そうして、どーしょーもない自分を「笑って」「許す」のであります。いや!ウチはこんなダメな自分絶対許さん!って思ってても、それはそれでいい。けど落語を聴いている間だけは、許してやってください。というか許せる時間だと思っております。

あんまり落語にむずかしいことを持ちこむのは好きじゃないので、このへんで~ さあaikoアルバムレビュー続きしようぞ。
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