星の輝き闇照らし 迷わず進め 光の矢を放て 【角川映画八犬伝をみたよ】
2013/01/18(Fri)
後世への影響力をかんがみると、人形劇・新八犬伝と双璧なのではないかと伏姫屋敷のゆーかさんが仰ったのですがきっとそうなんだろうナア。
というわけで、八犬伝ファンと言いながら2013年入るまで見てなかった、角川映画版里見八犬伝を見ましたよーい!

里見八犬伝 デジタル・リマスター版 [DVD]里見八犬伝 デジタル・リマスター版 [DVD]
(2011/06/24)
薬師丸ひろ子、真田広之 他

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ある程度の年代の人にとっては八犬伝と言うとこの作品なのかもしれないです。83年公開。わっ、わたしマイナス四歳じゃないですか。兄もまだ生まれてないじゃないですか。当時の社会情勢はあんまりわからんのですがきっとバブルで浮かれるちょっと前か浮かれて頭パーになりかけてる頃かしら。
見よう見よう~と思ってて随分前にDVD借りてきてそのまま見ずに返却して数年たちさて八犬伝ブームの扉が開かれていざ近所のTUTAYAに探しにいったもののこのDVDどこかへいってしまったでおじゃる。折しも季節は冬になり外出が厳しくなってきてましてウーン宅配レンタルで見るくらいなら八犬伝ものなんだし買っちゃおう? というわけで買ったんですリマスター。そして折しも年末。お正月は毎年何かしら映画を見ているような錯覚があるのでおっしゃー華々しく八犬伝見たろやないかいーぶいぶいぶいー! ちゅーことで見ました。あんまり前情報は入れてなかった(つもり)なんですけどフォロワーのしょくじんさん曰く角川で一番好きということだったので程良く期待して見ました。

一言でいいます。おもしろかった!! 元旦に見てよかった映画!! へび的な意味でも! というわけで以下続きに~




今回ちゃんとした感想の文章の下書きをつくってなくて、でもいわゆる実況呟きメモは残してあるのでそれをもとに構成してゆくのです。テンションが高くどこか頭悪い感想になってます。

ええ、ええ、一言で言いましたけどもう一度。おもしろかった!! おもしろかったです! すいませんタカくくってましたわーーー! いやね、原作が結構エログロ強いってのは知ってたんで(未読ですが)映画もそんな感じなのかしらびくびくってなってたんですけど全然そんなことなかったー! いやでもキツいとこはあったんですけどね。肌裂かれるシーンとか。ううっ。私スプラッタ弱いんです。あっダメっだめっ血とかだめっ。

八犬伝としての符合度は、たとえば大角なのに義だったり荘助なのに智だったりと齟齬があったりするんですが、それはともかくと言うレベル。瑣末なレベルだと思います。それ関係なしに一つの映画として完成度高いなと思いました。
というか私が単純に、静姫と親兵衛みたいな男女カップルを主軸に展開する物語が好きってだけなのかもしれないんですけどw だって~すごい美味しいじゃないですか。静姫と親兵衛。最初はケンカップルみたいな感じで互いにツンケンしてるけど、段々お互いを知っていって惹かれあって… でも親兵衛は犬士じゃないし武士でもないから一緒に入られなくて離れ離れ……静姫は親兵衛のことが気になって……っていう流れで実は親兵衛は玉梓の子供だったのさー! 静姫とは戦わなければならない存在だったのさー! とか王道じゃないですか! 燃えますよ萌えの火が… ってすごいなんだかゲスな感想だなって思いますが、こういう展開好きですってことを言いたいです。静姫の想いで親兵衛が悪の呪縛解かれるのもいいじゃないですかまじ王道……仁の珠が親兵衛についに現れるところもいいですなーベタな流れかもしれんけど。そしてすっごいすっごい好きなところは仁の意味を静姫が「人を愛する心」って親兵衛に教えるとこです…きゅん… 感動したわ…はうん

かんわきゅだい。原作としては八犬伝だけどほぼオリジナル八犬伝ですので、信乃中心じゃないって辺りがやっぱエポックメイキングな感じするんですよね。まあ、原典では後半の主人公は親兵衛だし、お姫様を救うのは大輔以外だと親兵衛だけなので(ってこれ書いてて思ったけど大輔救おうとしただけで未遂だったわ しかも誤射して一度死なせてるとかやっぱり大輔どうしようもなくタイミング悪過ぎ)静姫との関係をメインに描いたのは上手いし、この二人のことを追っていけば八犬伝知らない人でも恋愛映画として楽しめる。
うん、これが一番大きいところかもな。こういうところから八犬伝面白いな、って思って原典入りする。新しい層に向けて開かれるって言うのは大事だと思う。落語とかでもそうだけど、文学作品でもこう言うのってやっぱり大事だと思うんですわ。「國文学 解釈と教材の研究」昭和61年2月号が馬琴特集号だったんですけど、川村二郎氏と前田愛氏が対談なすってて、この映画についてそういう感じで褒めてるんですよ(ちょっとうろ覚えだけど) だからちょっと嬉しかったですね。川村氏は著書でも面白かったと書いてましたが(しかしその大元の理由が薬師丸さん好きだからだとはこの対談読むまで知らなかったw) しかし原典入ると親兵衛出てくるまですごく時間かかるってかそもそも話違うわーっ! でも時代によって大衆にウケるように脚色していかなきゃいけないのは物語が生き残るには必須のことだと思います。どっちも面白いよ。私は原典も二次作品も楽しむタイプもぐもぐ

冒頭に後世の影響力が、と書いたのだけど、玉梓のキャラクターメイキングでは絶対に新八犬伝と共に絶大な影響力を誇ってると思いますw はい玉梓厨たまきです。たとえば玉梓が妖怪軍を率いてるとか、どの悪の手先も全部玉梓のもの、ぜーーーんぶ玉梓のせい、とかそういう設定ね。後世に引き継がれたものは大きい。それはどーなんだろーなーうーんと思うのは私が玉梓ひいきだからなのね。悪の首魁ポジションの玉梓も何だかんだでかっこいいから好きだけど。
で、夏木マリさんの妖艶な演技めちゃくちゃ期待してましたがまあすごかった…かっこいいっていうか、うん、妖婦だわ… 私は夏木さんの演技はお恥ずかしながらカーネーションの晩年糸子しか知らなかったのですが、若いって言うか熟女の頃かなこの頃は。はい、あの、円熟した妖しい狂おしい美しさがありましたね。
艶めかしき悪の首魁だわ… 怒るところも苦しむところも嗤うところもスキがねーって感じ。血の池にざぶっとつかるせーくしーなシーンは目をギラギラさせて見てたましたよ! 新年早々から夏木マリのおっぱいが拝めて幸先いいと思いました(わりと本気) でも見終わってもう大分たつけどしみじみ思うのは、親兵衛の母って言う設定なんですけど、親兵衛とのシーン、彼女なりに母性が表れてたような気がするのです。哀れなところもあったな…記憶があやふやで美化されてるかもだが。確か親兵衛にばっかり執着して素藤が嫉妬するところがあったはずなんですけどそれも「母」を取られたから、なのかなと思ったり。私は犬士の母は伏姫だけじゃなく、伏姫と玉梓だと思ってるので、玉梓に母性を表したこのお話好きです。妖怪の首魁・玉梓の子供っていう設定は里見☆八犬伝の荘助もそうだったけど。

ラストの戦闘はみんなばたばた死んでくっていうのもどっかで読んで知ってたんですが、そりゃないだろーって思う人もいるかもしれんけど別にこれでもありだと思う。そういえば去年の舞台は信乃が生き残ったんですよね。あの舞台監督が深作監督の息子さんだったらしいけどもしかして一人生き残る流れはここからとったのかしらん? 静姫がお城を出奔してきて親兵衛と共に生きていく、旅を始めるっていうのがじつに清々しいラストで、道節達が「我らは死なん、いつまでも生きる!」って語りかけてくれたのに感動したよ。こういうの弱いです。犬士は原典では仙人になって安房を見捨てるような感じに書かれるけど、本当はいつまでも見守っていてくれたらいいのにな…って、そう思ったりもするからかもしれない。原典の切ない最後をいい方向にアレンジしてくれたような気がします。

そういえば書き忘れてたけど星の曼荼羅とか八大童子とか、これはもしかしなくとも高田先生の説を受けているのかな? 中央公庫版の八犬伝の世界が出たのが80年なんだけどどうだろう? そのわりには予告編で構想10年って出てるし73年ごろから考えられてたらしいが。新八犬伝終わった頃かしら。それとも構想10年は八犬伝関係なくて映画「復活の日」から10年で満を持してー!って意味か? いやいや、まず原作の角川ノベルスの方読んでないけどね私。この映画のシナリオ文庫本は持ってます。


ううむ。まとまらない感想である。ではこれに更にカオスを醸しだす、時系列に沿った感想呟き集を載せますだ!


・まずは予告編を見ます。玉梓がやたらかっこいい!ふつくしい!
・海外版予告編も収録されてる。英語吹き替えだ。EIGHT SAMURAIて… サムライってか戦士、ウォリアーでは…THE八犬伝の海外版はドッグウォリアーだっって表記だったと思う
・玉梓はWITCH TAMAZUSA! まーじょっこさーん!

・本編入ります。キャストロール、道節が最後(千葉真一さん) 毛野と大角が一緒だったのが嬉しい。
・玉梓かっこいいひょえええ//// 夏木マリーー!! 晩年糸子ーーー!
・しかし悪の秘密結社の拠点みたいだなって…
・蛇がいっぱい出てきたにょろ。巳年元旦にふさわしいにょろ。
・蟇田家って原典で言うと神余一族か? 素藤、顔が半分きたないん。
・濃萩の皮を剥ぐとこイヤーッ>< 春樹のねじまき鳥クロニクル第一部思い出します…

・荒々しい親兵衛だけど、じっちゃ想いのいい奴。
・そいえばゝ大様がいないなと思ったら、道節とゝ大様がセットな感じでした。道節見た目からしてとてもゝ大さま。
・八房を撃ったのは大輔じゃなくて八犬士(達の祖父)の鉄砲隊かあ。うまいアレンジだなあ
・「私の命はあとひと月!!!」(by 道節) えっ
・玉梓祈祷シーン 素藤とチュウしてた母子相姦??
・「この世で自分が一番強いと思った時から、もう滅びの時は始まっているのよ」

・信乃!京本さんだ!は~浜路も美人
・毛野ちゃんだー!代官殺害首持ってるのコワイ ここで対牛楼兼ねてるのかね
・「私、こうなるの待ってたんです」 浜路ィーー!ああ浜路積極的可愛い。
・「私は何も…!」って信乃めっちゃ引き腰。ああ浜路蟇六の刀にかかってしまうた。無念
・蛇に好かれる性分…まあ毛野ちゃん玉梓属性やしのう おぬしに惹かれて出てきた蛇…って妖之介が出てくるんだけど毛野ちゃん男…でも原作では両性具有なんだっけ?
・毛野ちゃんが礼だ!天涯孤独…(´;ω;`)ウッ…

・やたらアクロバッティングな親兵衛
・信乃VS毛野 ここに道節と大角が来てあら珍しい組み合わせの四犬士。それにしても大角さんすごく大角さんなビジュアルだな(なんだその感動は)
・静姫入浴シーン!! ●REC ●REC ●REC
・やっぱ「大角」の発音てだいかく(→)じゃなくてだい(↑)かく(↓)らしい… 私の発音は平板な方なんです
・珠ビカーーーーーン!!! やっぱチートっすよねこの珠 いざとなったら珠をだせ♪

・ずっと一人ぼっちの毛野ちゃん(´;ω;`) 皆孤独。姫を奉じて戦う為に宿命づけられてるから。
・玉梓チーム、珠の光で大わらわわろす。目がぁーっ!目がぁーっ!に近い。
・赤い血の池みたいなとこにザブーンする玉梓。あっキレイになった。って全☆裸 ふつくしい…( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
・そういえばビジュアルはっけんでん!でぴんく先生、玉梓の衣装がエリマキトカゲみたいって書いてたけど、うん…そうだわ…

・やたらアクロバッティングな親兵衛(二回目)
・この親兵衛と静姫カプ好きな人結構いそう、というか私が好きだ!お前なんかに頭は下げないと矜持高く言う静姫。んで親兵衛もいい奴。結局姫のこと助けるし。
・で、滅ぼされた村に まあ、お姫さまやしなあ…何にも出来んのは辛いわ 誇り高くて心優しい、いい姫だと思う

・マジックアイテム!伏姫フルート!(パインフルート的なアレ)
・小文吾と荘助だ~~荘助が「智」ね。ちっちゃい荘助かわいい。良く考えたらこの二人越後組。
・八大童子! 八犬伝の世界だ
・引き裂かれる静ちゃんと親兵衛… 切なー
・ところで一回ちらっと映ってまだ出ない現八
・静姫の髪結んでる紐がサトミちゃんが髪結んでる紐リボンと同じ色。たしか絵を担当された方は角川映画のお姫さまをちょっと参考にしたと語ってたような。
・やっぱ大角ってだい(↑)かく(↓)なのか…(また言ってる)
・笛を捨ててもやっぱり捨てられない親兵衛。あ、親兵衛と静姫てブンゴとサトミちゃんに近いかも。

・玉梓マザー!胸にアザー!
・あ~親兵衛つらいなあ、だがカプ萌え的にうまい展開である。ロミオとジュリエットである。
・しかし睫毛バッシバシですね
・玉梓の子供設定は里見☆八犬伝の荘助もそうだね。ちなみに私の解釈では犬士達は伏姫の子であると同時に玉梓の子(あるいは孫) きーみはよーそのこーわーたーしーのーこどもー
・しかし原典的には親兵衛は最も伏姫属性強いのに面白いアレンジだなあ
・ダークサイドに堕ちた親兵衛…(新鮮)
・やっぱ敵兵士の一人現八なんだな。よく考えたらもともと現八は古河側だからさほどおかしくもないか?

・現八ナイス裏切り!
・道節すごいリーダーぽい。ってかリーダーだが。リーダーだ。すごい。リーダーだ。(いつもネタでいじってごめんね♡)
・ロミジュリ展開じゃなくて、よく考えたら、誘拐・監禁・洗脳、と、一昔前の、つまりこの時代のヒロイン要素満たしてるから親兵衛ヒロインやん??
・突然のかみなりばらりずん!!! 生きてる! 親兵衛生きてる!
・去ってく七犬士どこいくん。あれか、ラブシーンやと思って空気よんでくれたん??
・右手に仁の珠キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!! ああ~~いい流れだねえ。再生と共に仁の珠が出てくるのは原典ぽくていいなあ
・人を愛する心、それが仁。ちょっと感動したやん。はいキース!きーす!ちゅー!ちゅー!(中学生的なノリ
・●REC ●REC ●REC ●REC ●REC の流れ~~~~見せられないよ! 見せられないよ!!!ニヤニヤ

・珠が童子に戻った。うおっまぶしっ
・八文字文殊菩薩!!デデーン CV:伏姫(松坂慶子さま)
・弓矢ー。「静姫以外は使えない」ってロープレだとそういうウィンドウ出そう。
・現八はどうやって川をこえて来たのか、あるいは川は近道なのか、海か。
・へびーーーー!毛野ちゃん第一の脱落か…!? あわせて私の宿命も斬る! ところでクリムトの絵が背景に。あっ毛野ちゃん刺されてる。
・みんなばたばた死んでく… 現八ーって泣きつく荘助かわいい。そしてそーこぶの二人が石になってしまうた。
・毒女ちゃんたちかわいい。浜路ーッ!切ない(´;ω;`) 切ないが、夢の信乃対浜路… 「もう離れぬぞ…お前の望み通り、どこへとも行こう」
・道節ーーッ腹ぶっさされてるーッ! てか伏姫の巻物もマジックアイテムなのねって長え

・やっぱ玉梓は赤似合うなあ~
・「何度でも甦る!!」 ゾンビだ!!!
・あのエリマキトカゲのヒラヒラ、ヨーロッパ王家っぽい。エリザベスカラーみたいな。
・あの弓矢チャチャのアロー思い出す…ビューティーセレインアロー。
・やたらアクロバッティングな親兵衛(三回目) ターザンぽい
・ばしーん!矢が刺さったら玉梓しおしおのぱー

・ダイナミックじゃのおお……(すげー火薬の量だな…)
・あ~館山城が~ それにしてもクライマックスに燃えるのっていいねえ、炎上もえ。
・別れてしまうんか……「行ってください、あなたはもう、誰か一人の姫ではない」
・「一人では、ございませんでした。もう、この世にはいない七人と、もう一人」 切なすう

・静姫、お城を出て親兵衛のもとへ! うん!やっぱこういうエンドがいいよねー! お前と一緒に、どこへでもいく!
・我らは死なん、いつまでも生きる! うん!
・主題歌いいね、何で英語歌詞なんだようと思ったけどBGMぽくていいかも。サウンド的にも80年代ぽいわ
・手を取り合うおまいらラブラブだなあ~
・あと別に星は導いてない気がする


というわけでやっとこさ! な角川版八犬伝感想でした~! 呟き集やくたいもねーもんばっかりだわ! でもほんと面白かったです。この時代、時をかける少女とかセーラー服と機関銃とかWの悲劇とか、名作な映画いっぱいですよね。角川映画黄金期って感じ。あんまり映画には詳しくないけど、時かけは見てみたいかな。
八犬伝もの感想書きたいのにたまりまくりでやす。全然集中できなくて感想消化できてません…でも!ちゃんと全部書くぞう。次は昭和29年の東映の里見八犬傳かな! ここまで読んでくだすった方がいましたら感謝感激雨のち晴れです~ありがとうございましたん
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