すべてはその輝き、ひとつ 【黄雷のガクトゥーン感想】
2013/02/04(Mon)
クリアから一週間どころか二週間たってやっと感想に着手するたまきはるクオリティ。というわけでやっとサポーターサイトらしいことが出来る! どこまでちゃんとした感想が書けるかわからないけど!
スチームパンクシリーズ最新作「黄雷のガクトゥーン」を読了いたしましたっ

黄雷のガクトゥーン -What a beautiful braves- 初回版黄雷のガクトゥーン -What a beautiful braves- 初回版
(2012/12/21)
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そう、読了なんですよ。サウンドノベルみたいな感じです。
あ、この商品画像がジャケットではないですけどね。すごく売れているそうです! 周辺展開もこの間解禁になりまして、ノベルアンソロジーとか! ドラマCDとか! ファンディスクとかッ! もうほんと楽しみです。ツイッター企画の小説の方も楽しませていただいております~

プレイ時のツイートとかメモ帳にメモしたことを参照に(なんかネオンみたいw)あんまり長くないかもしれないですけど書いていきたいと思います。では続きに。





はじめに。スチームパンクシリーズは08年にセレナリアをやってからずっとやっておらず、2011年にセレナリアFD・インガノック・シャルノス・ヴァルーシア・ソナーニルと続けてプレイしすっかりスチパン好きになっておりました。書く文章も桜井先生の文章に影響されだいぶ文体も変わった感じがします。で2011年はフルボイスリボーンが年末に発売されたのでそれでセレナリアを再びプレイしてまた好きになって。でも、やっぱり新作がやりたいな~と思ってたらスチパンポータルの開設!ファンディスクの発売!そして第六弾の発表!! と! 正直私は、もしかしたらスチパンってソナーニルで終わっちゃうのかな、とまで思っていたので、第六弾の発表に嬉しさが隠しきれませんでした。出来る限りで応援していこう!と決めてツイッターキャンペーン・サポーターサイト登録・発売前人気投票など参加し、公式サイトの設定も読み、体験版も楽しみました。まあ、何事も消化が遅いのは私の速度が人より劣るせい…ヴァルターさんに見下されるの必至です。

気になっていたのは、テスラの言い放った「世界の敵」という言葉についてです。言葉と言うか用語と言うか名前と言うか。考えてみれば大胆不敵で不遜で電光石火なテスラらしい二つ名ですね(電光石火は思いついただけでつけた)
見るからに「正義の味方」然、助けてと言われれば誰であろうと手を差し伸べるまさしく「ヒーロー」な彼がどうして「敵」なのか、そう言ってしまうのか、残念ながら私の、そうじつに残念な頭ではすぐにわからなかったのです。ですが読み進めていくうちにあ、そういうことか。と理解。
「世界」と言うのは理不尽なこと、とか、不当な圧力、とか、自分ではどうすることも出来ない巨大な暴力、村上春樹で言うなら「壁」とかなのかな、そう言ったものの総称なのだと。考えてみれば世界は優しいものなだけ、なんかじゃない。私達を生かすのも世界なら苦しめるのもまた世界。「世界」と言う響きはなんと不穏なものを持っていることか。私には、そこに頽れてしまうのも仕方ないように思える。タロットカードで一番重要な意味を持っているのも確か世界だったような。いやDIO様的な意味もあるけど。
そんな「世界」から私達を守る、世界に反抗するという意味で、彼は自らを「世界の敵」と称したのだ、と。気付いた時にはああなるほどね!憎いなあ!とテスラの不遜ぶりにますます愛しさが募りましたよ。何よりカッコイイ! 私もこれ今度から使ってみよう…とか考えたり。でも立ち向かう彼を、ヒーローを誰もが正義だと言うでしょう。そんな彼に寄りそうネオンこそがまさしく、“正義の味方”なのだ、とラストで言われていたのも実に憎い手法でした。正義の味方の真実の姿。そんな感じです。じゃ、もしかしたらあれだな。誰かの為に戦うヒーローをがんばれ!って応援する私達も実はちいさな正義の味方、なのかななんて。そうだ、ふと思ったんだけどFate/Zeroの切嗣は「正義の味方」になることじゃなくて、テスラみたいに「世界の敵」になることを目指せばよかったのかもね。

他のことを述べよう。私は、シャルノスみたいにたった独りぼっちでいる誰かに誰かが手を伸ばしてくれるという構図がもう実にツボに入っててそれをやられたらああもう一生推しカプにします!! というくらいなんですけど、今回のテスラとネオンはそうでしたね、実に実に! Mは真っ暗な世界だったけどテスラは眩い世界、眩し過ぎて誰もが目を閉じてしまうような世界で対照的だったけど。ああ、EDテーマを思い出します。どんなことがあってもあなたを探す、あなたを見つける。スミリヤとネオンがそうだったように。
あ、確かにネオンはスミリヤの血を受け継ぐ子なんだけど、スミリヤがそう言ってたからネオンもそうした、んじゃなくて、ネオンはちゃんと自分の意志で、テスラのもとへ向かったんですよね。運命とか血筋とか遺伝とか、もっともらしいものはあるだろうけど、でもそんなの本当は関係ないんですよね。それを振り切ってテスラのもとへ行ったネオン。ちゃんとネオンは、自分からテスラのことを好きになった。これも、スミリヤの森の記憶とか無しにしてもそうですよね。テスラと過ごした4月から1月までですっかり出来上がってて。はいテスネオ大好きです!どーん 話がまとまらなくなってきたから無理やりそんな風にオチつけるな。
でもスミリヤのことも好きです。ほんとにほんとに好きなんですよ、「絶対わたし、あなたを見つけるから」に泣きましたともさ…! 「勇気を出して、その時は、わたしを呼んでね」って台詞もメモにつけてるんですが、そうですガクトゥーンは「What a shining brave」輝きと勇気のお話なのです。輝きは全編に渡って出てきますが、よく思い出してみると「勇気」が大きく描かれているのは第一章と最終章だけかな、ネオンとテスラの話だけ、かな?

あと、ラストでネオンが皆の助けを受けながらテスラのもとへ走っていくという展開はやっぱり燃えますよねえ~~!大好きですああいうの!なに思い出すっ細田守監督のてサマーウォーズでした。名も知らない人達が助けてくれるっていう。統治会が助けに来てくれるところもね!熱かったです!ベルヴァル期待してしまうやないの…/// あとBGM(希望の道、きみと)がオープニングのアレンジだったのも最高に燃えました!
そうです。そうでしたわ。この皆が助けてくれるところとかもそうだし学園都市で人がいっぱいなのもそうだけど、前作ソナーニルとは違ってるんですよねすごく。皆生きてて、人いっぱいのアカデミア。対比があまりにもはっきりとしてる。これはどうなんでしょう、意図的ですか先生? でもそんな対照的な二作なのに、ソナーニルと共通するところは「忘れない」というところで、これにまた鳥肌が… みんながテスラを忘れないからテスラは生かされてる。NYで死んだ人々もリリィとエリシアの中で生きてる。同じなんだなあって…
お話の構成、書き方?もじつに憎い。最初はネオンが誰かにテスラのこと、エピソードを尋ねられたところから始まって、最後はその語りを終えて、ごめんなさいも時間なの、これからテスラとカダスに旅立つよ!って言う。あーこういう、手法も含めてガクトゥーンみたいな心があったかくなる、勇気の輝きがともるお話書きたいね!書きたいね!

いろいろあっちにいったりこっちにいったりですので、そろそろキャラクター及びカップリングのことについて。
ネオン! もうほんっと可愛かったです!! そして料理上手すごい! ネオン本人も勿論だけどあのテスラの電力になってた料理すごい!食べてみたい! なんかコニーと並ぶ料理上手なのかなと思いますわ… あと声が大好きな一色ヒカルさんだったので、堪能しておりました。モノローグでもいっぱい喋ってくれるしね。特徴的な口癖「して。してください。しろ」(一例)はマイブームになりましたw テスラへの恋心を自覚出来ずにいるところもモニタの前でじたばたしておりました…ッ!! 体験版の時にも書いたけど(人気投票へのコメントだったかも)ネオンて黄金瞳だけど、スミリヤの末娘だけど、テスラの存在をこの世に繋ぎとめる大事な存在だけど、本当は等身大の、普通の女の子、年相応な子なんですよね。その身近さがとても好感持てました。だからネオン頑張って!って応援することが出来たんだと思います。
そしてテスラー! おじいちゃーん!! ジョウお姉ちゃんとの濡れ場があって実はショックだったので一発殴らせろ!!! といきなりあらぶってしまってすいませんw 72歳だったり実は92歳だったりするとんでもないデンジャラスじーさんで態度は傲岸不遜で、ちょっと毛色の違うかもですが「俺様」な感じですね。はい、好きです!! 嘘がつけなかったりするせいでいろいろ誤解を読んだり言葉足りなかったりとするところにむぐぐぐとしたのもいい思い出だ。でも(世界の敵である為か?)若者達から一歩引いた感じがしててそれがちょっと淋しかったです。本当のこと言うと。で、そんなテスラを引っ張り出してくれたのがネオンなんだなあ…… ああもう!この二人本当に夫婦ですねばくはつしててください! 電気爆発! 夫婦といえば第八章か七章でセールやってるから何か買ってきてくださいって言うやりとり、ほんと完全にどっかの夫婦でしたねw 平和だw! 他の主人公とちがって比較的濡れ場に積極的だったところも嬉しい◎ 想いが成就したあとのえっちって言うのが私は大好物なんですよぐっへへ! だからテスネオもっといちゃいちゃもおいろけもください……
何気にテスラはソナーニルのwebノベルから登場してるので、ノベルブックとか改めて読んでみようかな、と思います。

うーん。メモ参照していろいろ書きたいんだけどそうすると私の時間もなくなっていくし、そろそろ冗漫な長さにw
ずるい!!!と感じたのは現在人気投票第三位のメイザースですね!! ほんとに! メイザースみたいなキャラってずっるいですよね!! 黒幕と思わせておいて……!! これはもうホントに燃焼不足なのでぜひwebノベルでの活躍が見たいです! あの、ジョウお姉ちゃんみたいな当て馬は好きじゃないんですよ。でもメイザースみたいな当て馬(なのか?)はすごく好きでしてね!? 実はネオンを助ける為に、ってのがとてもね!! 最初にちょっと、そんで最後にちょこっとしか出てこないのもうああ~! そら人気かっさらってくわ! 納得! エクストレメーションマーク使い過ぎだわたし。
あ、それから「例題」がとても好きでした。例題パロって絶対流行ると思うんです。わたし既に八犬伝ぺえじでパロディしちゃってるし…! でも第八章か九章での例題間違えて容赦ないバッドエンドはちょっとトラウマですなんなんですかあれは…???
それから若草物語読んで予習したジョウとエイミーの話なんですがちょーっと私の期待したものとはちょーっとだけ違う感じでした。だけど第十章ぼっろぼろ涙流しながら読んでました。ジョウお姉ちゃんって宮澤賢治っぽいなって思ったんです。ジョバンニに言葉だけど「みんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」ってまさしくジョウじゃないですかね? ジョウのエピソードも掘り下げてほしいところです。
あと! 第五章! 森鴎外ね!舞姫ね! まさか日本文学ネタが来てくれるとは思ってなかったのでこれもほんっとーーー嬉しかったです!!!ベルタはそんなに好きじゃなかったんですがこれで株上がりましたね~漱石もやりませんか!倫敦留学してましたし! 株上がったと言えばエミリーもです! 第八章も泣いてましたっシャルル先輩とまさかのバカップル枠たまらんですわ可愛い~~~! ライヒも何だかんだで戦闘スチルかっこよかったですし! そして統治会で一番好きなのはフロレンスなのですが九尾の狐!?ガタガタッてなりましたともさ狐好きだもの。まあそれはそういう描写なだけで能力に狐関係ないけどw でも諸神(アザー)ってかっこいい…… ヴァルターについて何も書いてないようなw いえいえかっこよかったですとも速度速度! 泣きボクロとか最高じゃないですかー 第一章で早々に退場したので(いや、勿論あとから出てくるけど)彼の活躍ももっと見たかったのでこれもwebノベ待機ですー
もうね、ほんとみんな可愛かったしかっこよかったし、どのエピソードも外れナシでしたとも! この想いよ伝われ~~

さて、ここで一旦締めたいと思います。あれもこれも、じゃほんとどーしようもなくなる… シンプルな感想になりますが、2013年の最初にこのような素晴らしいお話を読了出来てよかったと思います。心に輝きを、勇気をもらえた気がします。今後の展開も楽しみにしております。実はまだFCアペンドも予約特典ドラマCDも楽しんでないのだ! そしてソフマップ特典のデジタルコンテンツを譲っていただけたので、これもやるのだ! まだまだガクトゥーンの楽しみは尽きません。ツイッター小説もあるしね。
それとガクトゥーン、意外と「極東」が頻繁に出てきたので、次回作はこれもしかして極東きちゃうんじゃないですか!と思ってたりします。ああ、ティルヒア続刊読みたいですせんせいい……( ;∀;)

では次はそうだな~カルシェール読みおわった時にでも、その時まで、良き青空を!
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