もやもや戦国八犬伝
2013/07/24(Wed)
「八犬伝外伝 疾風勁草」でぴんく先生の八犬伝の影響力の強さについて書いたので、ずっとずっと封印してきた記事を表に出します。表に出せなかった理由はお察しください。

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かれぺっとにて基本無料でプレイ出来る「戦国八犬伝」について。一通りプレイが実はとっくに、ず~っと前に終わってるので、まとめ記事でも書こうかなあと思いました。あとちょっと攻略についてとか。
まあそこそこ面白かったですが、諸事情で熱が一気に下がってしまいまして、これがなかったら手放しで面白かったって言えたのになあ、と。もやもや。以前の記事は相当もりあがってましたけど。面白かっただけに本当残念。

その諸事情との詳細を書こうと思うのですが、それをこんなブログで書いていいものなのかどうかわからないんですけど、やっぱなんか誰かが書いとかないとまずいだろうと思って書きます。詳しくはつづきへ。それにしても、誰か一人くらい気付く人はいなかったのかなあ? それとフラグ管理とか、デバッグとかもなんかアレ。やっぱ基本無料のゲームだから、そういうところ甘いんかなあ。


実はこの記事3月の10日くらいに書いてて、内容が内容なだけにずっと下書き状態にしていてアップしようかどうか迷ったんですけどガトゥ・ハロゥの花夜さんも書いてたので、いい加減表に出そうかと。ずっと隠してた理由はお察しください



まず攻略メモ。だいたいは「戦国八犬伝 攻略」で検索したブログさんを参考にしていきました。Good Endくらいだったらそれでなんなく見れると思います。スチルありのNomal EndはGood Endが見れる状態で最後の珠入力を「仁」にすればいいと思います。
でも道節のNomal Endスチルは多分ないと思います。といかこれは明らかにバグです。そーとー試行錯誤を繰り返したんですけど、「仁」入れてもNomalEndスチルなしになるし、ンジャア「孝」にしてみっか、と思って入れて12話進めたんですけど、途中から「次へ」ボタンが出なくなるのです。好感度MAXで仁にしてもスチルでないし、明らかにシステムの欠陥。あー、これデバッグとか全然ちゃんとやってないんだな、と思いました。無料だから、って言えるけどこっちは課金もしてんだよ。他にも、「次へ」押したのに同じページ続いたりね。しっかりしてくれよ。
あとスチルありBitter Endの取り方。多分他のキャラにも使い回せると思うんですが。現八の場合は、第九話からやり直して、分岐を現八にしつつも好感度はあげないようにします。そして第十話で3%だけ上げて、最後の珠入力を「仁」にしたら取れました。ハートの数は確か8つか7.5くらいだったと思う。道節の場合は第九話からやり直し、第九話最後の選択肢でだけ3%あげて、第十話で3%あげて、あとは以下略。そんでとれました。信乃と荘助は取ってません。私がプレイ投げたからです。気が向いたら取ってもいいなと思うけど、道節Nomal Endみたいにスチルなしというバグがデフォかもしれんのでやる気が起こらない。

プレイ投げた本当の理由である諸事情はもうちょっと後に書くとして、ゲーム的なところで何故プレイ投げたかって言うともうホント金太郎飴シナリオというか、選ぶキャラが違うだけで同じシナリオだからです。共通→選択肢でキャラとの会話→共通、その繰り返しみたいな。最後まで。いや、そこは違う展開とか用意しておいてくれよ! 個別ルートじゃなくて同じシナリオで別のキャラとちょっと話すみたいな感じで行きつくところは同じとか。でそれぞれにエンディング三種あるだけでほとんど作業ゲーですよ。こっちはなんべんも同じシナリオ読まされてそら飽きるわ! 飽きる通り越して不愉快だわ! やっぱり携帯の無料乙女ゲーあかんわ… かれぺっとさん他のやつやったことないけどみんなこんなんなんじゃない? シナリオ作る上では楽だけどこんなん面白くもなんともないわい。キャラ別にそれぞれ違ったストーリーや展開になるのがいいんじゃないですか。まったく。
あ、思い出したけど荘助ノーマルエンドお互いが失明してるんだけど谷崎の春琴抄かと思った。それと道節はいきなり押し倒してでぃーぷきすなんぞしやがったから張り倒したかった。しかもその理由が妹に似てたからとか近親相姦かお前は。この畜生道めが。
イラストについて少し。大角さんわりと理想でした。メガネメガネ。新兵衛もすごい可愛かった!なぜ親兵衛でなく新兵衛なのかは知らないが。玉梓も立ち絵欲しかったでやす。


で、本当の諸事情について。
第11話の玉梓、八房と八宵が和解するところの玉梓、および八宵の台詞が、ほとんど、碧也ぴんく先生の「八犬伝」と同じ。
トレースですトレース。絵のトレースとは違う、台詞のトレース。
なんか似てる……似てるっていうか同じ? まさかそんなことはあるまい……と思ってコミックス確認してみたらうわあ……結構丸パクじゃない、です、か?? 白か黒でいうなら限りなく黒だと思うんですがこれ。

■検証用抜粋■
碧也ぴんく「八犬伝」15巻(2002年11月・角川書店)(パクられ側)

「妾が憎んでいるのはお前の父や里見義実だけではない」(玉梓)
「妾が憎いのはこの世の全てじゃ!!」
「おまえたちは妾が男をたぶらかして国を滅ぼした悪女と思うておるであろう。」
「だが女子が力を持つ方法がその他にあるか」
「弱い女子が力を持つたった一つの方法じゃ 使って何が悪い!!」
「山下貞包が死んだあの時妾は里見に従おうとした」
「深い意図など無い 妾は ただ生き延びてよりよく過ごしていきたかっただけじゃ」
「それの何が悪い!!」
「妾は何故殺されねばならなかったか」
「戦をして争い殺し合う 世を乱し国を滅ぼすはいつも愚かな男どもじゃ」
「妾はそんな世の中を壊すためほんの少し手を貸しておるだけ すべて壊してしまえばもう争い合うこともなかろう 争いの無い世界を妾がつくってやるのじゃ」
「……驚いた そなたの言葉はかつての伏姫の言葉と大差ない」(ゝ大)
「伏姫も争いの無い国を夢見ていた」
「ただ向かう方向が逆なだけだ」
「そなたの言うことは正しい だが方向が間違っている 滅びてしまってはよい世界は作れぬのだ」

「行きましょう玉梓」(伏姫)
「私と一緒に 戦も争いも無い暖かい国へ」
「可哀想にあなたは すっかり疲れていたのね」

「見ろ荘助 光の梯子だよ」(信乃)
「伏姫と玉梓が天に帰っていくんだ」

「――!! 現八 顔の痣が……!」(荘助)

■検証用抜粋■
「戦国八犬伝」(2011年2月・アリスマティック)(パク側)

第10話
「里見だけじゃない。人間すべてが憎い」(八房/玉梓)

第11話
「里見だけではない。妾が憎いのは、この世のすべてじゃ」(玉梓)
「弱い女が力を持つたった一つの方法……身体を使って男をたぶらかして何が悪い?」
「妾は里見に従おうとした。ただ生き延びて、よりよく過ごしたかった。生きたかっただけじゃ」
「それの何が悪い!」
「妾が何故、殺されなければならなかったのか!」
「戦をして殺し合うのも、世を乱して国を滅ぼすのも…みんな男どもではないか!」
「妾はこんな世を壊すために、手を貸しているにすぎない。全て壊せば、争いのない世界になろう」

「私も……争いのない世界を夢みていました」(八宵)
「(中略)私とあなたは同じ理想を抱いているけれど、向かう方向は逆なんですね」
「滅んだ後の世界に何が残りますか? あなたも虚しいだけでしょう?」
「可哀想に、あなたは疲れていたんですね」
「玉梓、温かい光の国へ帰りましょう。私が迷わないように導きます」

「見て。光の梯子だよ」(新兵衛)
「八房と玉梓が天に帰ったんだよ」

第12話
「現八さん、顔の痣が消えています!」(八宵)


とまあ、こんな感じで…… コミックスと照らし合わせてちゃんと徹底的に検証したのは今回が初めてですけど…うわーと思ってしまいました。
途中まではすごく面白かっただけに、すんごく失望しました。。。確かに、ぴんく先生の八犬伝は私のバイブルの一つでもあるし、現代の為にリライトされたものの中で最高傑作だと思ってるし、私もぴんく先生ので八犬伝本格的に入ったくらいだから、お手本にしたい気持ちはわかる。
でもパクはいかんやろ。やるにしてももっともっとアレンジしようとは思わなかったんかね?? 第10話前くらいまではちゃんと書けてたんだし。いやまあ、途中からぴんく先生版とTBS版を折衷した感じになるのかなあとか、そういう風に感じてたわけですが、どういう傾向にせよ、ちゃんとしたオリジナルの文体でいくと思ったのよ。なのにこれですよ。
設定自体はほんとによかったんです。ストーリー面白いです。でもこのほとんど盗作みたいなものに遭遇して、全部崩されてしまったのです…その面白さがね。面白い八犬伝ものであったぞー、すごい真面目なシナリオだぞーって、嬉しかったのに。全部パーになっちゃったよ…
ぴんく先生に知らせた方がいいのかな…とか考えたけど、私シロウトと言うか在野(というか市井?)の八犬伝好きの小娘だし(もう小娘って年でもないけど)こんな辺鄙なブログでほそぼそやってる程度だし、ちゃべちゃべと(金沢弁)言うのもなんか立場を弁えてない感じがするし……もやもやっとする。こういうのは権利の問題になってくから、コトが大きくなると私もどうしていいかわからないし。ただ、いち八犬伝ふぁんとして、失望しました。それだけ。ここでひっそり書くにとどまる。いや、今後心変わりするかもしれないけど。

何度も書くけど私は(八犬伝好きの一人として)複雑な気持ちですよ。怒りとか戸惑いとか失望とかいろんな気持ちがショックって言葉に詰め込まれてる感じ。
八犬伝は古典だから、似たような手法でしめたり、パロディとかあるいはオマージュとかが当然あったりするものだけど、今回はオマージュとかパロディの領域を逸脱してるから(あまりにも符号し過ぎて)あーあ……って思ったのよ。最後までライターさんの味で書いていってもらいたかった。オリジナルで書くからこそいろんな八犬伝が面白いんだよ! 誰かのをそのままやって面白いわけがないんだよ! と、自分に言い聞かせるつもりもあって書く。
八宵が八房とガチで戦ってその末に玉梓の心を救うとかそう言うのでもよかったじゃん。玉梓救済エンド好きだからさ。八宵が玉梓に言った「私も何の力もないただの女です」とか私の創作の伏姫にも近いしグッときたのに、なんだかなあ……

ここでこっそり書くことで難癖つけられたりするおそれもあるけど、私はただ正直に書くまで。前半、いや中盤、クライマックス直前まではほんとにいい八犬伝ものだなって思ってたんです。ほんと。だからこそショックだよー!
でも言い換えれば、その点に目を瞑れば優秀な作品だったと思います。以前の記事に書いたようにマニアックなアイテムとか出てきてちゃんと資料を見て書いてるんだなってわかるし。課金も、11話分のプレイチケット(1100円)+セーブ機能(400円)+スチル制限解放(400円)でウェブマネーやクレジット課金で大体2000円かかるかかからないかってくらいだし、そこそこお手軽だと思う。ただ超絶金太郎飴だけど。

はあ、つくづくぴんく先生の八犬伝の影響力のつよさを感じることです。それだけ玉梓救済エンドは救われるのだよー私もぴんく先生のがお手本でたまにぴんく先生のオリジナル要素を原典にもあると誤解したりするけど(ほんとそれだけよく出来ていらっしゃるのですよ)私は私の八犬伝を紡ぐと決めたし、先生を目標にしながらも、先生とは違ったものを書けるように頑張ろう。ほんとにね、原典に深く根差しながらもその作家だけのオリジナルが一番面白いんですよ。と思う昨今です。

はー、ずっと何かに書きたかったことを書けてすっきりしました。王様の耳はロバの耳かや。
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