るい智移植おめでとう~ / Kの背負うもの
2013/06/27(Thu)
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『るいは智を呼ぶ』人気アドベンチャーゲームが移植決定 - ファミ通.com

八犬伝カテゴリ、更新りれきざっき以外で書くのは久しぶりだ。
ちょっと今日書く用の記事の為にるい智についてちょいちょいググっていたらなーんと!VitaちゃんとPS3で移植決定だそうで!おめでとーございまーす\(^ ^)/ FDの内容も収録するらしい! うーん大満足じゃないすかー! いやしかし…主に花鶏の発言の殆どがR18に抵触しそうな所為で移植は無理と思いきやw Vita持ってないけど追加要素とかあるならやりたいなあ。てかその前にFDをやれ私。いや、近々やる予定ではあるけど。それにしてもVita欲しいよ…Fateもやり直したいんだよ…
でもよかった移植決まる前にプレイ出来て(〃・ω・) これからの人でハードのある方は移植でもOKでわ! 濡れ場はあってもなくてもいい感じだしね。しかしるいの胸の痣とかどうすんだろ。みんなでお風呂のシーンとかは? まあでも私は大人しくFDをPCでやります。央輝と宮和と惠と例のあの人との濡れ場が見たいからッ<●><●> おえろい発言はきんしだ。

さてそんなるい智昨日で五周年でした! おめでとうございます。最近、リリースされてから時間の経ったものを楽しむ傾向にあるようです私。ライダーにしろゲームにしろ。ていうか、08年からもう5年も経った気がしないのよね…ははは年くったってことか。
るい智のVFBが中古で安くなってたので買いました。えろげーのVFBを買ったのは初めてかな…? いやセレナリアのガイドブックがあるか。
スタッフインタビューで八犬伝について書かれてて、「「八犬伝は「珠に選ばれた犬士が悪を倒す勧善懲悪物語」という解釈をされることが多いのですが作中で重要な仁義八行にしても必ずしも善悪を明確に線引き出来ているものではありません」と書かれていて、最近の、というか八犬伝を知った時からなんとなく抱いていた私のモヤモヤをピタリと言い当ててもらった気がしてウォォ!となりました。私の書く八犬伝連作もそんなわけでばっちりるい智の影響を受けているんだと思います。玉梓の言った「私のような怨霊のあるなしに関わらず、この世界は常に悪に満ちている(中略)だから、この世界こそが呪いだ。私もお前も、お前の言う子供達も等しく、最初から皆、世界に呪われている」はもうるい智プレイしなかったら書けなかったセリフだなあと。「最初から、誰からもわからない存在に、呪われている」なんて一文はこれるい智にも出てきたような気がする(;・∀・) スタッフインタビュー、八犬伝クラスタからの感想を書きたいけど今日はそれじゃないの…!

前書きが長くなったけど今日は小文吾とこよりについて書くのです。
「るいは智を呼ぶ」は智=智の人=犬坂毛野をモチーフとして主人公を形作ってる作品ですが、智含む8人、それぞれに対応した犬士達がいる。そして多かれ少なかれモデルにされていたりするのであるが、その中でもこよりはかなりの要素を対応する犬士からもらっているのではと感じたのである。こよりに対応するのは悌の犬士・犬田小文吾です。以下ネタバレ含むので続きに落とします。






こよりが小文吾の要素を沢山持つのでは。
まずその1・名前である。
ネタバレwikiによると「小文吾悌順」→「こぶんごやすより」→「こ」ぶんごやす「より」→で「こより」ではないかという考察が出されていた。これには全然気付くことが出来ず悔しい想いをしたものである。
そして「こより」と小文吾には実は看過できないエピソードがある。原典第33回、若者たちの喧嘩の仲裁に行く小文吾に、父・文吾兵衛は戒めとして、刀を抜かないように「こより」を結ぶのである。後にこのこよりは、あまりにも悲劇的な流れで切られてしまうのであるが――偶然か、はたまた…? と思う点なのだ。実際原文でも結構「こより」「こより」と繰り返されている。

その2・智との関係。
ルート内で明らかになるが、子供の頃智とこよりは「結婚しよう」と約束を結んだ仲だった。この時に智は自分の呪いを踏んでしまい生死の境をさまようのであるが、そこの詳細はルートを参照していただくとして、実は智の犬士・毛野と悌の犬士・小文吾も当然仮のものだが、婚約関係を結んでいるのである。
原典第56回、女装した毛野である旦開野の告白を華麗につっぱねておきながら、「無事に城を抜けたら妻にしてやろう」とか抜かすのが小文吾である。るい智でも、確かあの結婚の約束はこよりの方からだったはずである。小文吾の場合は「女だと思っていたから」 こよりの場合は「男と知ったから」という違いはあれど、この図式は全然気付かず、あとでネタバレwikiの考察を見てうわああ!と悔しい想いに地団駄を踏んだのは言うまでも無い。

その3は登場人物・三宅について。これもネタバレwikiで指摘されていること。全ルート中、三宅の悪辣な面が最も明らかになるのはこよりルートである。
小文吾は墨田川で別れてしまった毛野を探していろいろ方々旅をするのだが、その旅の中で船が悪風に流されて「三宅嶋」に着いてしまい足止めを喰らってしまう。おそらく現在の伊豆諸島にある三宅島と同一と考えていいだろう。ここから三宅のネーミングが取られているのでは、という点。そういえば三宅に攫われたのって伊代(荘助に相応する)もいたよね。ちょっと記憶があやしいが、智・こより・伊代が揃っていたことになるが、これは後に諏訪において小文吾と荘助が相模小猴子となっている毛野と再会(荘助は初めて会うけど)するエピソードのうつしなのかもしれない。

そしてその4。実はこれ、指摘されてるかどうかわからないけれど、私が一番おおっ!?と思ったポイントである。それは「呪い」について。
小文吾は犬田と言う姓を持っているが、これは彼本来の持っている苗字ではない。もがりの犬太と言う悪党を退治したことがきっかけとなって名乗るようになったのだが、このもがりの犬太はどんな悪さをしていたのかと言うと、

 里の真中に一筋のもがり索(なわ)を引渡し(中略)
 この所を過らんと欲するものは、銭百文を出すべし、もしその銭を齎せず、
 推て過るものあらば、犬太が首を得さすべし。犬太は死しても恨なし。
 (第32回より)

つまり勝手に道に線を引いてそこを通ろうとする人から無理やり通行料を巻き上げていたということである。それを小文吾が

 犬太が悪行を憤り、衆人の為、親には隠して、ひとりその所に赴きつ、
 件の索を引断離て、人を通さん

としたのです。犬太はそれに怒りますが小文吾は犬太と戦い勝利に終わります。つまり小文吾は犬太を殺害したと言うことね。悪者を退治した小文吾は行徳のヒーローになるわけですが、このことで父・文吾兵衛から酷くお叱りを受けるわけである。
いわば彼の犬田と言う姓は犬太を退治し人々に感謝された栄光であると同時に、犬太を殺したと言う罪を背負っているようなものでもあるのですな。
さて。こよりの呪いを知っている人なら、私があえて太字にしなくてもピン、とくるのではないだろうか。ドンとネタバレだが、こよりの呪いは、「通ったことのない扉は開けない」(VFBより) 常に誰かが同伴していなければ彼女は未知の地に入れないのだ。
この呪いはもがりの犬太が人々に通行料を強要していた行為と似たものがあるのではないか? そしてそれを、「件の索を引断離て、人を通さん」として破ってしまった――わけではないが、犬太自身を文字通り“やっつけた”小文吾は、まるで“呪い”のようにその名を背負うことになったのだ。
るい智で重要なファクター、テーマそのものである「呪い」は智たち八人にそれぞれ設定されている。しかし具体的に八犬伝エピソードから取っているのではないか、と思われるものはこのこよりのものだけ…なのである。少なくとも自分で読んだ限りでは。呪いとセットになっている能力の方は、小文吾らしさは感じられないが…これももしかしたら何かあるのかもしれない。

何故このようにこよりだけ、元ネタの八犬伝依存度が高いのだろうか。推測するにおそらく、るい智の主人公・智のモチーフ元である毛野が女装姿で八犬伝に初めて登場するのが、小文吾が主人公と言ってもいい石浜城編(対牛楼編)であるからだと言えよう。要は「一番毛野にゆかりのある犬士」が小文吾なのである。(関係ないが、昔から小文吾と毛野のカップリングは好きな人が多い。ある意味王道カップリング)
故に、小文吾に相応するこよりが他の登場人物に比べ、モチーフ元のファクターを多く備えることになったのではないか、と思われるのだ。

ふう。文体が真面目だったり崩れたりですますだったりいろいろ飛んでてあやういが、前から書きたかったことを書けて大変満足。移植で興味を持ってプレイしてくれる人が増えればいいなあ。そして八犬伝読もう(笑) いやほんとに来年刊行200周年に向けてアップはじめてかんなんといかんですぜ! 私も早くFDやらないきゃな~(*´∀`) ということでるい智×八犬伝考察記事でしたん。
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