君がいなければ、何もかも全てまぼろしなんだよ 【玉川図書館ナイトライブラリーいってきた】
2013/10/30(Wed)
11月1日は古典の日! だそうで、金沢市立図書館は今こぞって日本古典文学を中心にイベントを開催しています。わがホームの図書館である玉川図書館は東の古典文学・横綱の源氏物語をフィーチャーしておりまして、閉館後の図書館で朗読劇を本日開催。私の好きな「幻」を、これまた私の好きな劇団であるKAZARI@DRIVEがアレンジしてやるということで、イベント前で時間カツカツだけど行ってきました。久しぶりの源氏分だな~。
閉館後の図書館、ナイトライブラリーてことで必要最低限の照明のみ。後ろの方は完全に照明落としてておお~夜の図書館テンションあがりますなあ…!て思ってました。

画像が乏しいので、私が源氏物語に目覚めたきっかけの一冊を。

愛する源氏物語愛する源氏物語
(2003/07/10)
俵 万智

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前ももしかしたらはっつけたかも。これを高校二年生の夏休み前くらいに読んだのです。これを紹介してくれたのも、恩師のS先生だったかな。…亡くなられたのが、やっぱり未だに信じられない。短歌の名手・俵万智による現代語での和歌が素敵なのだ。ほんとに、ぴったり57577の調子で全部翻訳してあるの。これを読んで大体のあらましを掴んだのでした。こっから古典にハマって、ジュニア向けのやつをいろいろ読んでいくうちに辿り着いたのが八犬伝、というわけです。

外にも役者さん(朗読者)の方がおられて渡ってくる辺りなんか清涼殿を渡ってるみたい…幻想的でした。衣装も水干だったり狩衣だったり。さすがに十二単はなかったw 袿…じゃないな、ゆったりした巫女服みたいなやつ。なんでしたっけね。皆さん似合っていて素敵でした。てっきり現代語訳したものを読むのかと思ったら原文は勿論擬古文調に翻訳したものだったのが驚きでした。私、なんか文学クラスタ気取ってるけど文語文大の苦手なんですよ…実は でも何となく意味が取れるから座長の風李さん見事な翻訳でした。勿論みなさんの朗読も素晴らしいし風李さんの朗々としたお声大好き。
「幻」は紫の上が死んでぬけがらになった源氏が出家するまでを描いた話、ざっと言えばそのはずですが、何せ田辺聖子訳を大分前に……これも五年前だな に読んだきり。ダイジェストでは「まろ、ん?」が大好きなのですがそれの内容を思い出してたり。
源氏って「若菜」からの悲劇があってこその物語だと思いますね。「藤裏葉」で最高潮を迎えてかーらーの女三宮登場、波乱のスタートでしょう。そこから源氏は過去のあやまちのしっぺ返しを食らって最終的には紫の上に先立たれるじゃないですか。何とも言えない無常感や絶望があってすごく好きなんですよ。近代や現代の文学にも通じる切なさ、哀惜とかもあるなって思うんです。正直「若菜」からの話がない源氏なんて魅力の半分を削いでると思いますね。仮にあったとしたらね。水滸伝の120回本みたいなね。

まあそんなことはともかく。今書いてる小説の今後のことを思って、実はひたすらに泣きそうでした。家だったら確実にむせび泣いてましたね、ってくらいw いえ笑いごとじゃなく、何かにつけて紫のことを思い出す源氏が。・゚・(ノД`)・゚・。 私はね、ホントにね、思うンですよ、ああ源氏はほんとにほんとに紫のことが好きだったんだね……って もう切なくて切なくて……
あ、そうだ。「幻」の朗読劇が始まる前に源氏と関わった女性達の名前を次々と呼びながら最後に紫の上でしめる演出すごく良かったです。最後巻名を全部言っていくのも。源氏の巻名どれも好き。そう言えば玉鬘の娘は真木柱なんだよなあ…って何故か今更注目してしまう。「たま」「まき」 いやそんだけですけどw 真木柱のエピソード好きだあ~

今回の朗読、ナイトライブラリーでの演劇を「冒険」と称した風李氏がホント素敵です。また絶対行きます! KAZARI@DRIVEの公演にも行きたいなー今年もあるのかな。告知がほぼフェイスブックでしかないから、不便… フェイスブックのアカウント取りたくない私みたいなやつもいるのでメルマガとかやって欲しいです…(´・ω・`) って今ページ見てみたら今月公演あったのかよォ!!! あ~ん行きたかった…(´・ω・`) ええわ、アカウントなくても見れそうだからブクマして動向を見守るのであります。出来れば来年二百周年にあわせて2010年の八犬伝再演してほしい…
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