泥のような愛だった
2014/05/30(Fri)
 まさか あたしの所為なの
 あたしが変わってしまったの?
(aiko・ライン)

こういうことは本当はブログでは書きたくないんだけど、日記帳の中だけに書いて昇天されないのも辛いかと思って、あとで読み返してうわー自分痛いーと思うのもまあアリかと思ったので短く記します。
泡愛発売おめでとーわー!って、いろんなところでaikoを見れたり、いろんな人がaikoを好きだと言うことが、とてもよくわかる今月。そして今週。
でも私は危機感を抱いていた。危機感。なんの。それは「私のaikoへの愛や想いが他人に誇れるものであるかどうか」「私はaikoのことが本当は好きじゃないのでは」と言う、人にとってみれば「なーんだそんなもの」と言うものである。けど、わりと、どころか、すごくすごく大変なものだったりする。私のプロフ欄に書いてある「aikoは人生です」は、ギャグやネタじゃなくて本気なのだ。あ、これでどんびきする読者さんの姿が見える。見えるぞ。某総監督ほどでなくても、私の抱えるaiko闇、aiko沼、はそうとうどろどろしている。泡のような? とんでもない。泥です。泥沼です。
でも段々それとは別の問題が浮上してきた。
その危機感はaikoがついったーを始めたことで更に重くなってきたようだ。「誰でも簡単に神様を見ることが出来て、神様へのコンタクトもあっさり可能になってしまった」 aiko's Diaryはいよいよ廃止され、Talk to aikoもなくなってしまったのはTwitterの所為と見てよいだろう。これは腐女子・オタ女子の二次創作の担い手と享受者間のコミュニケーションツールがサイトからPixivなどSNSに移行してしまった文化の流れを思わせる。
まそれはいいとして、私はビビリっていうか「神様(aiko)に自分からぶつかっていくなんて畏れ多いにも程がありんす」と言うタイプなので、ライブで声を上げることはおろか、リプライすらも送れないaikoクラスタ底辺である。他のみなさんはどんどんどんどん、aikoともっともっと仲良くなっていく。どんどんどんどん、aikoが離れていく。うん。知ってる。もともと大きな存在だったのは知ってるし、もともと私が手を出せるひとではないし、本当に神様みたいなひとだっていうことも。そう。変わってないよ、ぜんぜん。aikoと私は永久に切り離されてる。知ってる。知ってるよ。この想いが報われないことくらい、13年前からずっと知ってる。
それでも私は私だけのaikoと言うものを、大切に胸の中に持ってきた。
aikoは言う。一人一人の為に歌う。つまり一人一人にaikoがいるということだ。私だけのaikoも。
でも、でも。この「【私だけのaiko】がどんどん私からかい離していくこと(していくように見えること)」は、「私はaikoのことが本当は好きじゃないのでは」と言う危機感を加速させ、私を内側から圧迫していくようになった。泡愛の曲が結構ハードでヘヴィなことも理由にあると思う。でも私に都合のいいaikoばかりがいるわけじゃない。
そして昨日別冊カドカワを読んでひとしきり楽しい気持ちになった後に襲い掛かってきた虚無に耐えられなくなって、わたしは久しぶりに声を上げてみっともなく泣いた。その理由のいくつかは、あまりにみっともなくてどうしようもなくて、言っても仕方のないことだから書かないけれど、その時私に渦巻いてた感情は、aikoへの憎しみと、悔しさと、妬みと、僻みと、そして羨望と、狂おしいくらい憎悪に近い愛だった。
そして私はaikoを愛し続ける限りずっとそれらの感情から逃げられない。
私はaikoを好きでいる限り、ずっと自分に絶望しなくちゃいけない。ずっと虚無に囚われ続けなければならない。
でも今更aikoを、aikoを愛し続けてきた自分を否定することは出来ない。
だから私は泣くしかなかった。

朝起きて世界がとてもおかしく感じた。いよいよやばいと思った。「どうして私はaikoをずっと好きでいたの」と。自分の中からaikoへの愛が急速に失われていくような感じがして、自分の土台がぼろぼろと崩れていく気がした。自分の今までは何だったんだろう??? 何もかもが幻想だったような気がしてきた。
私はaikoのことなんかちっとも好きじゃなかったのかもしれない。
無理して好きだって思い続けてきただけ。ずっと嘘をついていたのかもしれない。
だって私は本当はaikoのことすごく嫌いなんだ。私に無いものをいっぱい持ってて、愛されていて。それに私よりaikoへの情熱に溢れた人もいっぱいいて、私なんて「その他大勢」の一人に過ぎなくて。だってそうじゃないか。大したことも出来ない何者にもなれなかった私一人がaikoを信仰しているから何だっていうんだろう? それに、こんな、ぐちゃぐちゃな気持ちを胸に抱えて、何がaiko好きだ。恋愛の経験も、これっぽっちだってないくせに。
笑わせるな。死んでしまえ。

でも。
そう言う風にaikoに悔しがっても、羨ましがっても、憎くてたまらなくても、でも放り出すことは出来ない。
aikoのいない自分が何をしていたかもわからない。
それはもうaikoが自分の一部だからでしょう。
マイナスの感情がぐるぐる渦巻いて、それでも離れられない。
そういうのも愛の一面なのかもしれない。
与えるだけが愛でもないし、見守るだけが愛でもないし、独占するだけが愛でもない。
苦しい気持ちを持ちながらも、離れることがどうしても出来ないなら、やっぱりそれはもう愛としか言いようがないんじゃないか。
それさえも言い訳かも知れない。だけど私は、そう思い至って、職場で静かに涙を流していた。

何より、やっぱりどうしてもaikoのことを考えてしまう。aikoの曲を聴いてしまうし、考える。
そら、共通点なんか少ない。よーわからん…って思う趣味もあるし、好きな服とか被らないし、音楽も全然被らない。それは私がaikoを好きになる努力を怠ってるからかもしれないけど。
今更aikoを嫌いになれないのは、今までの13年間が意味のないものになるから、じゃない。いや、それもあるだろうけど、
aikoなしでどう生きていけばいいのかわからないからだ。それだって「つまらない」と言う人もいるかもしれないけど、人の生き死にに関わることだ。つまらない、なんてことはない。

……aikoを独占したい気持ちがある。aikoが私だけを見てくれればいいのにって思うけど、でもそれもなんだかなと思ったりもする。要は、私のことをaikoがどこかで認めてくれればいいだけなんだろうけど。
……ああそうか、やっぱり承認をめぐる問題だったのかな。
aikoが私のことを覚えていてくれれば、私はそれで死んだってかまわないのにな。

最後らへんは想ったことを書いただけ。どろどろしい長々とした文章でお目汚し失礼しました。
ライブとかちゃんと楽しめるか不安だ。しかもツアーの終わりごろときてる。ネタバレ自衛もそうだけど、愛を持続させられるかが大変だ。
今でも思う。疑問に思う。「私はaikoのことが本当に好きなのか」
むしろ常に疑わなければいけないのかもしれない。そんな愛が無条件に、常に自分の中に存在するなんてどうして思えるの? それこそ傲慢じゃないか。いつの間にか失われてしまうものかも知れないじゃないか。尤もその愛のありかを証明できる他者なんて、aiko以外にいないのだろうけど。愛とは常に自分の中に在り、自分の為に働くものだから。

思えば13年と言うと私の人生のおよそ半分にあたるものであって、aikoは自分の根幹に一番大きく関わるもので、そのものに対して根源的な質問をぶつけたのは、世界を崩壊させかねない危険な行為だったので、きょう一日とても危険な日だったと思います。ちょっと泣いてすっきりしたので、しばらくしたらMステ見ます。今日は録画組です。
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コメント
- 突然すみません。 -
はじめまして。突然コメントなんてしてすみません。
たまきさんのブログいつも楽しく拝見しています。

私も解ります。なんて簡単にいえない問題ですね。

私も10年前からaikoファンです。ちなみに24歳です。たまきさんと同じくaikoは人生だと思っています。人生の半分くらいaikoと過ごしてきたからこそ、aikoを失うのは恐怖ですよね。私はとっても飽き性なので、いつか自分でaikoを嫌いになる日がくるんじゃないかと不安になったりするときがあります。
つまらない事なんかじゃ決してないです。

なんだか上手く言えないですが、私はたまきさんの文章が好きです。aikoへの愛に溢れている文章だとおもいます。

たまきさんの答えを見つけてくださいね。そしてまたaikoの話題の日記が更新される事を楽しみにしています。
2014/05/31 02:30  | URL | 朝日 #Ow8p6LJM[ 編集]
- 管理人のみ閲覧できます -
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/05/31 12:00  | | #[ 編集]
- はじめまして。 -
たまきさん、はじめまして。

私も書かせていただくことにしました。

簡単に「わかる」なんて言ってしまえることではないのですが、私も痛いほどわかります。
実は、「aikoがどんどん離れていく」と検索して、こちらにたどり着いたものですから・・・。

Talk to aiko がなくなってしまい、途方に暮れたひとりです。
初めて行ったライブで、どんどんアピることができる人に勝手に嫉妬してしまった奴です。

書き出したものの、なんだか上手く言うことができません。
ごめんなさい・・・。

でも、ただでさえ遠いaikoが本当に遠くに行ってしまったような気がして、ものすごく虚しい。
それだけ言いたくて、同じ思いを抱えてる人がいるんじゃないかと思って、ついつい書いてしまいました。

時代ってどんどん先に行ってしまうんですね・・・。

本当はいいこと悪いことaikoに言いたいこといっぱいあるのに。
それでもやっぱりaikoを嫌いになれない自分がいます。

突然お邪魔いたしましてすみませんでした。m(_ _)m

あやねより。
2014/06/04 17:45  | URL | あやね #bq5uF/DI[ 編集]
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