この世界 魔法なしにはまわらない 【マジックインムーンライト感想】
2015/05/06(Wed)
はじめに。この感想はTRICKの山田奈緒子と上田次郎のカップルが好きでかつ常時飢えている者が書いたものであることをあらかじめご了承くださいませ。



ついったーで見かけて知りました。やってる映画館がそもそも少ないみたいで北陸も石川でしかやってなかったのですが(富山はこれからやるっぽい?)設定と筋書きからしてもうTRICKぽい。天才奇術師だけど理屈屋で皮肉屋、霊や超能力はおろか神さえも信じないの堅物・スタンリーと占い師を名乗って母子で財産家に取り入っている、霊能力者?の少女・ソフィー。ソフィー達のインチキを暴いてくれと幼馴染のハワードに依頼されたスタンリーはさっそく南仏のそのお屋敷に乗り込むのですがソフィーにあれやこれやを言い当てられ、あげくソフィーのインチキは見抜けない。
絶対に屈しないとしていたスタンリーですが、親以上に慕っていた叔母さんの過去まで言い当ててしまいます。そのことでスタンリーは態度と思想を一変。この世界に、人間にこんな可能性――霊能力とか超能力とか魔法と言ったもの――があったなんて、と大喜び。雨宿りした天文台でのロマンチックな夜を経て二人は仲を深めていくのですが……

という。筋書きをざっと書くとこんな感じですがネタバレ考慮せず書きます。あー確かにTRICKぽいなあ上山だなあ、もし奈緒子がインチキを行う、騙す側として上田と出会っていたら、って感じなのかなって軽い気持ちで見に行ったら、その設定もさることながらスタンリーとソフィーのやりとりが上田と奈緒子まんまなのではw って言えるくらい二人を彷彿とさせるものだったので始終萌えが止まりませんでしたw
他の方も書いてるのですがソフィーが自称大食いで結構ばくばくもの食べたり叔母さんの家でもケーキ見つけてスタンリーにまだ食うのか!って呆れられたりしてるとこは完全に奈緒子(主に食欲方面) スタンリーは上田より抜けてるところは少なく、可愛げのない皮肉屋なのですが(例えるとクリスマスキャロルのスクルージみたいな感じ。ああそういえば作中でディケンズ出てきたっけな)ソフィーにいろいろ翻弄されるところは上田ダァーって感じ。

下書き書いてた時はそうも思わなかったけどそこそこだらだら続くので以下続きに。もしかしたら今日三回目見に行くかもしんない……そうです書き忘れてたけど二回見ました……






どんどん仲良くなってってスタンリーも丸くなってく過程は和む。堅物が恋に落ちてどんどん柔らかくなってくものに弱いんですよ私は。その交流のさいごにダンス会があって、ソフィーがそれとなくスタンリーに好意があるかどうか尋ねるところはホントきゅーんとする。はっきり言えない、聞けないのがもどかしいなあー。で、ここでのスタンリーの返しは貴様ッ!! って感じなんですが――どんなかって言うとこれまで超常や霊能力を信じてこなかったけど「(ソフィーの)霊能力を認めることが出来た自分の寛大さが素晴らしいと思っている」みたいな、なんですけどこれも何か上田っぽい言い分だなあw とホントニヤニヤしてました。うん、貴様ッ! って気分だったのですが。ムカつきながらも萌えるというよくわからん状況よ……
スタンリーはでも、かのフーディニ(&ラスステ最後の上田)みたいに霊能力者を待っていたわけじゃなくて基本的に悲観論者で、人間に新しい可能性はないと思ってた(だから超能力とかどうせ全部インチキだと思って信じない)ってタイプなんだよな。上田は科学信奉、絶対の信者でガチガチに認めない派だったから、この点スタンリーて上田より柔軟だったよなーなんて思う 上田にもこの柔軟さが10分の1でもあればあんな長い回り道しなくても奈緒子を受け入れることがすぐ出来ただろうに……

一番上山だなーって思うのはこれもどの人も言ってると思うんですけど、おばさんの家から帰るときの車故障からの雨宿りイベントですねw すぐに直せるって言ったそばからもっと故障してるとかお約束展開すぎるw 何で部品二つあまるのww ギャグだここw ソフィーが雷がおちて死んじゃう! とか怖がって慌ててたり、あそこで雨宿りだ走れー!って二人して大騒ぎで駆け出してくのとかもうめちゃくちゃ……上山で見たい……なんつうかもうここTRICK本編にあったよね…? いや同人誌でこんなのあったよね…? みたいな感じでございましたw

舞台は南フランス。年代は1920年代なのですが、SEのように間に流れるBGMが当時のものっぽくていい。あれジャンル的にはなんだろうラグタイムじゃないしな。適当にググったけどスウィングジャズみたいな感じのやつ。スタッフロールキャストロールのクレジットのレトロ感もたまりません。もっとミステリアスでもいいかな(そういうのだと思ってた)と思ったけどソフィーの可愛さや明るさに合っているので全然いい。それと20年代のファッション、ソフィーの衣装がどれも可愛いこと可愛いこと。スタンリーのファッションはスーツとかが中心なのに比べてソフィーはいろいろ変わるのでそこ見てて楽しいです。かわいい。

最後の方。もうホント最後のプロポーズからの言い争いは実際に上田と奈緒子がこうなることになったら絶対これそのまんまだよww でもこれでホントに終わっちゃったら上田絶対泣く( ;∀;) スタンリーだってここで終わってたらもう完全に報われない……と、見ている分は切なく萌えちぎっていて最高に笑えもするのですが感想書く段階だと切なさが勝ってしまう……でもやっぱ萌える……アカン! 全国のTRICK好きおよび上山好きはホント見に行って……ホント……
それとその最後のシーンのちょっと前に、婚約者とソフィーを比べて(そうスタンリーは婚約者いるのよ)うだうだうだうだ言ってるスタンリーをゆるく焚き付けてる叔母さんほんとGJで、このときのおばさんの「(世界は神が作った。でも)魔法なしには回らない」って言葉がこの作品を的確に言い表してる気がして記事タイトルに使いました。そうよね。恋って理屈が通用しない。人を好きになることってこの世で一番ふしぎなことで、誰にもわからない、解けないトリックが使われてる手品であり、魔法なの。うんうん、て思ったなあ。

ほかつれづれ。叔母さんの家から帰るあたり、浮かれてるスタンリーに嘘つき続けるのは、ソフィーにはつらかったんじゃないだろうか。この時少しでも恋の予感を感じていたなら。でも本当にソフィーには霊媒体質がないんだろうか。少しくらいはあったんじゃないだろうか。全くのゼロから人を騙すのは難しいだろうし。少しは何か不思議な力があってほしいと思うのは私がファンタジー書きだからなのだろうか。

ハワードが騙していたわけですが、インチキだという弱みを握られたソフィーはその間いろいろ不安だったんじゃないだろうか……ていうか何かされてたんじゃないかと思うとぞくぞく(やめい) そしてそう思ったスタンリーがあれやこれや当時のことを心配してソフィーにいろいろ優しくするそんな薄い本っていうかSSがぼくは読みたい
神に祈ろうとしたとこで騙されていたと気付くんだけどこれはラスステの上田とは対照的な感じがするなあ……上田は少し何かを、超常の何かを信じようとしてたよね。信じようとして、信じかけたけど、結局ダメだった。そうして諦めた最後の最後にやってきたのが奈緒子だったわけで、ロマンチストのわたくし的にはこちらの方がやはり好ましいわけですが。でもソフィーと結ばれて少しは本当に丸くなってるといいなスタンリー 神様とか魔法とか奇跡とか少しは信じないとホントにこの世界回らないもんね
そんで最後の最後のおばさんの家のシーン、あれ先にソフィーの方が叔母さんちで待ってたんじゃないだろうか。だとするとにやにや。

終わり方も作中のあるギミックを使っていて非常ににやにやするので(そういうところもなんかTRICKぽいかな)もう~~是非見に行ってください! もしくは早く円盤! DVDはつばい! して!

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