明日への運命の扉 【明日のナージャ感想】
2015/05/18(Mon)
いろいろ感想がたまってる(実はそうでもない)のでそろそろ書かなければ。おジャ魔女どれみシリーズとプリキュアシリーズの間に挟まれて、もはや誰もが忘れているだろうニチアサ作品、明日のナージャをゴールデンウィークに見終わりました。姉と一緒に見た長いアニメとしては花咲くいろはに続いて二作目かあ。

ナージャ!!
ナージャ!!
posted with amazlet at 15.05.20
本田美奈子 大谷幸 奥慶一 茅原万起 柚木美祐
マーベラスAQL (2003-02-21)
売り上げランキング: 156,578

FC2のアマゾンショップ機能が突然消滅決定というわけわからん事態ですので、外部ツールからリンクつくった……手間すぎる。めんどい。しぬわ…… ナージャで初めて本田美奈子さんを知りました。
ちょっと長いので続きに。なんかよくわからんサブタイトルでまとめてありますが感想書く時の目安にしてました。






■なぜ見ようと思ったか
プリキュアを一応全部見終わりまして、それならば次に見るのはナージャ! とずっと決めていたのです。姉と一緒に視聴するアニメはシリーズものだったら多分花いろ以来かも。何で姉をナージャに誘ったかと言うとそのものずばり姉が好きそうな話だったから。かなり前から「絶対ナージャ好きになるよ! 気に入るよ!」と宣伝していましたw うちの姉は少女名作、なかでも小公女や小公子などのバーネットを始めとする海外の少女名作が好きで、またニチアサとは別になりますが世界名作劇場のファンでもあるので、ナージャはきっと気に入ると思ったのです。結果は大正解でした。

■放送当時の思い出
放送が始まったのは私が絶賛受験生をしている中学三年の終わり頃。どれみが好きだったのでシリーズが終わってしまって寂しいな……と思っていたところですがなんですかなんですか、次に始まるこのアニメはっ。このOPの美青年たちわっ。なんなんですか!! あの黒バラってやつわ!!!! はい、ぼくはキース派です!
すぐこのナージャの恋の行方……いえいえ彼女のお母さん探しの旅が気になって、結局すごく好きになってしまいました。とはいえ、高校入学してからはちゃんと見れる日が少なく(そもそも日曜日は朝寝坊したい)当時全部見たわけじゃなかったのです。全部見たわけじゃなかったので、十年経った今再び見ることになったわけです。

■細田守演出回(特に5話・26話)
それでも私が何度も見返した回ってのがあります。ビデオにとってね。まだDVDレコーダーはお高いものだったから。それが伝説のグラナダ回と呼ばれる26話。最近になって知ってようやく合点がいったのですが、日本を代表するアニメ監督の細田守氏の演出回だったのです。今回の視聴でもすごく楽しみにしていて、見た後は何ともいえない充足感に満たされましたとも。なんていうか一つの短編映画を見ているような感じだったんですよね。一応ナージャのストーリーの一つではあるんだけど(しかも重要回。フランシスが二人いる(双子である)ことが最後明らかになるし)この話だけ抜き出しても十分に見れる回だと思うんですよね。この話で細田さんはナージャ……というか東映から? 去ってしまうのですが(去ってないかも。その辺よくわかってない)最後までいたらどんな風になってたかな~って思います。いや、細田氏じゃなくても十分面白かったんですけど。
26話だけかと思ってたら第5話も細田氏演出回でした。それは全然知らないでボケーッと見てて「うわーなんかこの回めっちゃ面白いなあ」と思ってたらエンディングで演出細田氏と見てめっちゃ納得しましたよ。この回は多分リアルタイムでも見てたと思うなー。繰り返して見てはいなかったと思うけど、バラを切りながらメイドの子が身分について話すところ、なんか覚えてたんです。この回も重要な話でしたね。平民と貴族と言う身分の差のこと、ナージャが初めてフランシスと踊り、けれどもフランシスは初めて会った夜のことを覚えていないこと。どっちもフランシス&キース回だったんだねー
でもういっこあってこれはギャグ回なんだよねw 12話w すごいトチ狂った回だなって思ってたら細田回だったw 脚本がおかしかったのも大きいだろうけど、演出の妙だよねーw またこの三話のどれもが作画監督・川村敏江女神だったので、そういうとこも贅沢ですよね。あと細田氏はOPとEDの絵コンテもやってたんですね。OPは途中から少し変わったけど(最初のナージャが傘と万華鏡で遊んでるようになる。多分おもちゃ売る為のテコ入れ……)これは細田さんじゃないかもしんない。

■キャラクター
ナージャで小清水亜美さんを知ったので、小清水さんが基本低い声のひとって言うことを知った時はちょっと意外でした。スイプリの響ね。スイプリはシルヴィーの折笠富美子さんと再び朝8時半に共演するので、なんというか縁ですなあと思ったり。たくさん美少年が出てきますが、みんなかっこいいんだけど、うーん。私はハービーが好きかなー。フランシスとキースではさっきも書いたようにキース派です。26話がすご過ぎてこうなった。すごいですよねー斎賀みつきさん一人二役。スーパー斎賀みつき劇場。双子で一人二役ってーとひぐらしの魅音と詩音の雪野五月さんもそうだけど
でも一番この作品でアクが強いのは何といってもローズマリーでしょう! アバレのアバレキラー、555の草加、ナージャのローズマリー! いったい2003年のニチアサに何があったっていうんだw こんな濃いダークヒーロー・ヒロイン各作品に登場させるなんて闇が深すぎるだろw ……つってもアバレンジャーは未見なんですが。
草加も相当うぐぬぉ~~~! って感じのキャラでしたが正直ローズマリーは憎さしかない。太字にしちゃうのか。草加はまださあ……まだわかるじゃん? 確かにやな奴だけど、真理を好きな……つか執着する気持ちとかそのラストの切なさとか、ああいうのあってこそ、悪い奴だけど草加って好かれてると思うんですよ。悪いことするのもあいつがやるとすがすがしいじゃんむしろw ネタにされるくらいにはさ。
でもローズマリーはただ痛いだけじゃんw? でも自分の痛さよくわかってて自虐さえ利用出来てしまうところは唖然とするわ。ナージャの地位をぶんどってやろうって言う気概と野心と狡猾さはすごいと思うけど共感できるところまるでないとこが欠点ですよね。あと舞台から退場する時の理由がちょっと唐突というか、もうちょっと描写出来ていたはず。確かにヘルマンの財産に固執する醜さを軽蔑していたところはあったけど、それさえ別に、って感じでふるまってたし。うーん尺が足りなかったか? そんなこと思ってたのー??って感じたし。ローズマリーが言うとおまえそんなこと思ってねーだろ!とかも思うしw はあ……思い返すにつけホントローズマリーは女児アニメ史上最狂のヒールだと思います2015年の現代でも。だってあたしリアルに舌打ちしたもんよw

■ストーリー展開
後半、特にクライマックスらへんになるにつれて、お話の前半においていた数々の点(伏線)を回収していき、それがナージャを励ましたり、手助けになったりしていくのは大河ドラマ的作品ならではだと思いました。ナージャのお父さんのこととかね。でも「ああ! ここでこの人と出会ってれば! ああ~惜しいっ!」「あああ~~! タイミング悪いー!」って場面もたっくさんあって、もう何かわかってらっしゃるよなあ、視聴者を引きつけることを! と何度も感じた。にくい、にくいよねー アップルフィールド孤児院が廃墟になってたり院長先生が亡くなっていたことを知ったときは本当に詰んだ……って思った。万事休す。八方ふさがり。でもこういう窮地から挽回していくのがやっぱり面白いし燃える展開なわけで、わかってるよねえホント。これリアルタイムで見てたら一週間が待ち遠しいなんてもんじゃなかったな…… いや、後半はわりとちゃんと見てたと思うんですけどね。少なくとも黒バラの最後は見てたはずですわ。ナージャがヘルマンに追い詰められて、あわや!ってところにダンデライオン一座のからくり自動車が突っ込んでくるところはほんとハラハラ&スカッとしたわー
あと、ちょっと違うかもしれないんですけど、ある種の貴種流離譚に近いですよね。特にナージャがプレミンジャー公爵の孫であることがわかって、ローズマリーにその地位を奪われたあたりから。それと勧善懲悪に、判官ひいきっぽさと言うか。ものすごく日本人受けする物語のタイプなんじゃないでしょうかナージャ。舞台はヨーロッパですけど。でもそれをあからさまに意識してるようには作ってなくて、あくまで、本当にあくまでナージャが頑張った成果としてお母さんとの再会と旅立ちがあったと思う。

■家族ものよわいんですよー
録画を何度も見直したのは26話のほかに、お母さんとは知らずにコレットとローマで出会う回と、最終回。最終回の特に、ナージャがカーテンを使ってお母さんのいる下の階に飛び込んでくるところ。もうね、私ねー「お母さん! おかあさーん!」って叫びにすんごい弱いんですよお。自分が親不孝者だって気持ちがあるのと、あと基本マザコンだからだな。あそこはすごく心に残るシーンです。大好きです。もしかしたらナージャで一番好きなシーンかもしれないです。

■乙女ゲー風味
ナージャ主役の乙女ゲーと言ってもいいですよねこの作品は。たびたび乙女ゲーでやりたいみたいなこと言ったり見たりしてるんですが。先にも書いたけど魅力的な男性キャラがいっぱい出てきて、でも今のいわゆる女性向け作品ではなくあくまで女児アニメですのでいやらしさがなくていいよね。そういえば疑問なんだけどナージャとほぼ全く接触がなかったのにOPのナージャイケメンズの中にオスカーなんでいたんだろうw ナージャからすれば義理の従兄弟になるのかな。お互いが親戚だとは知らない状態でオスカーとナージャの絡み見たかったなー

■海外名作風味
ナージャを見始める前にちょうど小公子を読んでいたのですが、姉に説明する時に「小公女っぽくて小公子っぽい」と言っちゃうくらい、海外の児童文学名作を意識しているんじゃないかなあっていろいろ思います。ナージャの設定からは小公女と小公子、お母さんを探しに、というのは母を訪ねて三千里、フランンシスとキースはふたりのロッテみたいな感じかな。wiki見ると往年の少女漫画を模しているってあって、ああ確かにキャンディキャンディみたいだねとも姉と言ってたやそう言えば。いやキャンディキャンディ読んだのだいぶ前ですけど……

■子供向け?
大人として見ているのでめっちゃくちゃ面白かったし、もっと評価されるべきアニメだと思っているのですが、姉にも何度も言ってましたがこの時間のアニメはおもちゃを売ってナンボ。wikiにもあるように商業面ではぜんっぜん振るわなかったようで……まあしょうがないわなあ。プリキュアやセラムンなどの戦闘ものだったら物語の山場でそれぞれのアイテムに見せ場があってそれが魅力的に見え、子供たちもきっと欲しがるのでしょうが、ナージャのおもちゃ販促タイムであろう踊りのシーンは……正直ぱっとしない。こういっちゃうのは悪いんですが。十年後のアイカツ!とかプリティーリズムとか見ちゃってる立場だから言えるんでしょうが、それでもプリキュアとかと比べても「……で?」としか言えない。かなり悪く書いちゃってるけどナージャ自体をdisってるわけじゃないんだよ~~! ホントに名作でいろんな人にみてほしいと思ってるからこそこうして感想書いてるわけで……
たぶん時間帯が悪かった。この時間じゃなくて深夜アニメとして放送してたらウケたと思うんですよ。なぜならこの物語はストーリー重視だから。正直私は今放送してるプリキュアシリーズより、物語としての面白さはナージャの方がずっとずっと、頭一つ二つ分くらい突き抜けて面白いと思った。だから大人にはウケがよかっただろうと思う。ニチアサでさえなかったら……でも、東映だからこそのスタッフでこのナージャが出来たのだと思うとあれですねえ。ままならねえ。
まあこんだけ書いてるけど、でも、ナージャの内容を子供がちゃんと理解出来てたのかな? とも思う。大人の鑑賞に堪えうるアニメではあるけど、子供向け番組としてメインターゲットの子供にやさしい物語であったか? とも思う。スペイン編のホセとカルメンの話なんて終わりも含めて子供完全に置いてきぼりの大人向けストーリーでしたよあれ。いや、面白かったけどさー ストーリーの面白さと深さと児童向けであることの両立って難しいですね。タイムレンジャーもめっちゃ面白かったけどおもちゃの販売は不振だったみたいだし。って結局おもちゃ話かよー! ってなる。ああ! 商業なんて! 資本主義なんて!

■ちょっと残念なところ
プレミンジャー公爵がローズマリーをナージャの偽物と見抜けなかったってのは公爵のポイントを下げてますよね。視聴前は、公爵は出来た人物だと思っていたので……出来た人というか本質を見抜ける人だと思ってたんですよ。ローズマリーの嘘を見抜ける&ヘルマンの企みに気付け人だなと。でも実質は旧態依然としている貴族社会を象徴するような人物だったんだよなー。なんかそこが残念でした。あの公爵からどうしてコレットという娘が……きっと公爵夫人つまりナージャのおばあちゃんがいい人だったんだろうな。

■ほか
DVDの映像特典のなるほどナージャおもしろかったです。海外旅行とかしたことないので、こういうの見るの好き。しかしヨーロッパものなのにドイツに行かなかったことは解せないが……まあオーストリアはドイツ近いけど。
キャスト。ラファエルがまさかの山本耕史さんだった! これにはびっくりです。声で山本さんってすぐわかるわー花より男子もナージャと同じ時間帯だったんだけど(これも今考えれば信じられんのう)これにも類役で出てらしたんですね。何年前の話って感じですが……どんくらい前け。ママレードボーイとかの頃よね。


なんかつらつら取り留めもなく書いてきたけど、ずーーっとずっとちゃんと見たい!見直したい!って思ってた作品だったのでこうしてちゃんと見れて、しかも姉にも喜んでもらってすごく良かったです。次はおジャ魔女どれみシリーズを見ていこうと思うのですが、うーんいつ見れるのやら……
この記事のURL | アニメ全般 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<新しい時を刻むために 【タイムレンジャー感想】 | メイン | たま鎮オールスターズ春のカーニバル 【春イベRoma掘り】>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://tamakiharu87.blog87.fc2.com/tb.php/4476-71767ca7

| メイン |