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頭に戴く鉄輪の足の 焔の赤き鬼となつて

昨日は久しぶりのお能充でした! 演目は二年前初めて見た「鉄輪」 初めてのお能でした。能楽カテゴリの最初の方、というか最古記事かもしれん。能楽堂に着いたのは五時くらいで、それでも何人かの人が開場を待ってて、さすが金沢……とか思ったりなんだり。来週は殺生石という狐関係のお能なので、ぜひ見たくて、またこれくらいの時間に行っていい席とろうとおもいますん。
それにしてもあついあつい……街の方では聴かないみんみんゼミとつくつくホーシが(ひらがなカタカナまじりだとかわいい。つくつくホーシじゃなくて、ボウシなのだけど)鳴いてるから、余計に暑い感じする… つくつくほーしは癒しだけどね。可愛い。羽根とかあぶらゼミと比べて薄く見えた。
誰かと一緒に行きたかったけど、お能はちょっと誰かと一緒に気軽に行けるもんでもないからなあ…狂言はまだいいけど。そんなわけでぼっちだったので、待ってる間はついったしたり詞章読んで予習してたりしてました。

解説はお久しぶりです恩師のキンキン先生でした。合わせる顔がないのでこっそり避けてました(笑) そしたらいいタイミングで出会ったので、縁ですねー(すみません。がんばります。何を? 執筆を)
鉄輪の前半の舞台は貴船神社。最近ふるさと一番だったかなー? 紹介されてました。水占いのあれとか。パワースポットなのね…石川の、有松の方はいったことないけど香林坊~長町辺りのあのちっちゃいのは行ったことあります。行ったってレベルじゃないんだけどね。すごくちっちゃいから。
「浄化されない恨み」について先生は仰っていたのですが、何回も読んだのになんか初めて気付いた気がするなー。そんなにやわじゃないっていう。だからこそなんか、なんでこうなってしまったのか……とか。そんなことを思いながら見てました。



狂言「宗八」
なにごとも適材適所が肝要である、という狂言(え 逆・賢者のおくりものみたいだよね!と思ったけどそれが果たして例えとしていい例なのかまったくわかってません。
同じく久しぶりの狂言。「さてさて」「なかなか」「こころえた」「あはーはーはーはー」とかの言い方がいちいち可愛く・アホっぽく聞こえる。SEはセルフSEなので「がりり!」の衝撃がたまらなかった。かわいい。お経も「じゃらんじゃらんじゃらんじゃらん」の以下略がwww だってそんな以下略表現がくると思わないじゃんwww じゃらんてwww 旅行会社かwwパチンコかww あとSEだと「すっぱりすぱすぱ」が可愛すぎる。きんかんなまなまみたいな感じする。「がりりがりりちょんちょん」も。
作りものがすごく、魚でした。のっぺりと。魚を持って読経したりお経を切ろうとしたり、最後まで面白かったなあー結局この二人はこのあとどうなるんだろうなー。先生が言うようにそれぞれ料理人・お坊さんとして雇えばいいのにw

能「鉄輪」
さて、鉄輪。狂言とお能は声の落差が激しいよね。聞きとりづらいという点においてだけど。
せっかく正面の席を取ったのでいろいろ見ようと思って見てました。地謡さんは歌に入る時は扇を持ってスタンバイするのかー、とか狂言座は大体地謡さんの列の前なのかー、とか。最初の地謡はすんごく陰気な感じで、勝手なイメイジだけど雨の中を歩いているのかなあと考えていました。笠も被ってたし。中入りする時にボトッと落としてたけどね! あれはちょっとびびったw 既にアイと話してる時から、表面上の変化は現れてたんだよなあこわい。

場所は変わって下京へん。清明登場! \清明/\清明/\清明/
白い衣装がいかにも陰陽師っぽい。しかし「もう手遅れです」なんて。今書いて「手遅れ医者」って小噺を思い出したけど、まあヤブじゃないね清明だもの。先生の解説で丑の刻参りの話が出て、わら人形に五寸釘、って話も当然出ましたけど、ここでは呪い(危害)を避けるために人形使うんだよね。なんか逆転してる感じが不思議におもったり。
なんかなー。この時点でもう既にダンナはよりを戻すつもりは全くないのがなー。せつないなー。なー。女の方だって恨みはらさでおくべきか状態なので、もうこの二人がもとに戻ることはないのだと思うと。

後場。作りものが出てきてオッ山場。ワキの清明が祈祷していろんな神様を出現。エア神様仏様です。心の清い人には見えます。たぶん。
そして後ジテ鬼と化した女登場。鉄輪が王冠のように見えます。面は橋姫。恐ろしい顔をしてるけども、私にはどこか苦悩しているように見えたりするのです。詞章を読んで舞台を見て、目のあたりに手をやっているのを見て「ああ泣いてるんだなあ」と思うと、なんか切なくなってきた。時々聞こえていた「ひょー」という音が(字面はマヌケですが)泣き声のように聞こえたのです。あれは笛の音?
思うんだけど、この時に女は完全に鬼になっていたわけじゃ、ないんじゃないか。な。未練をこぼすところとか、「鬼になってしまうのも仕方がない」って諦めたように言っているところとか、まだ若干人間の理性が残っている気がするのですね。三十番神に責められてはじめて完全に鬼化したんじゃないかなというのが私の見解です。はたして彼女は責められるべきだったのか? 彼女に非があったのなら仕方がないけれど、悪いのは男の方だったのか? 女の方だったのか? 彼女がもっていた僅かでもあったはずの好意はどこへ消えたのか。なんだか私は、こういうことを考えてばかりのような気もします。こういった類の恋愛話を読む時は。



まあ難しい話はこの辺にして。来週の「殺生石」はスペクタクル! な気がしています。作りものでかいし! 中に人はいってるし! キツネだし!

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この夏はお能充!

赤い!
こないだ県立図書館行った時にもらってきた^▽^! というか取ってきた。
今年もあります「観能の夕べ」 今回カはラーが赤くていいと思います。いいと思います。このポスターのやつは、特別公演の「砧」のかな? 砧は見たことないけど、衣を打ってるみたいだし。これ「夏の異次元体験」って書いてあるんですよ。すごいですね、異次元体験。確かにどっか飛んでってる気がします(意識的な意味で

さて今年の番組は~とツラツラ見てて、あ~特に興味ないな~と思って最後見たら目玉(  Д ) ゚ ゚になった!
殺生石が! あるじゃないですか!

殺生石(せっしょうせき)は、栃木県那須町の那須湯本温泉付近にある溶岩。
鳥羽上皇が寵愛した空想の女性、玉藻前(白面金毛九尾の狐の化身)が正体をあらわし、数万の軍勢によって殺害され、石となったという逸話がある。(ウィキペディアより)

そう! 玉藻前! キツネーーー(*´∀`*)!!
小鍛冶と並んで狐好きなら見ておきたい演目……五番目ものだし作りものとか演出が派手ねんてよね…! 石パッカーンですからね! キャッキャキャ これすごーくすごーく観たかったの。絶対! いく!
しかも、その前のは「鉄輪」なのよね。私が初めて見に行ったお能だー。ちょっと心残りがあったから、これも見に行きたいのです。あっ、しかも解説はキンキンてんてーではないですか。お元気ですか? ノシ 行きます、多分。至青と、多分
来月から八月最終週まで毎週土曜、千円きっかりで狂言とお能が楽しめるよい企画だと思います。ぜひぜひ。私も多分いきます。

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木蔭を旅の宿とせば 花こそ主なりけれ

低価格で好評
土曜日のことになりますが冬の観能の夕べに行ってきました。2月の羽衣も行きましたが見事に寝落ちしてしまった……のでそのリベンジも兼ねたつもり。今回は書いてる小説のことを考えながら見てたからか結構ちゃんと見れました。
なるべく早くに、それこそ開場すぐにいかないといい席は埋まっちゃうんですよね。この催し物は低価格でお能と狂言見れるし人が集まりやすいんですな。きっと。定例能だと2500円はかかるし。
というわけでちゃんと開場時間すぐに行くぞ! と思ったら、旅行疲れが災いして寝坊する…よくある。いいバスもつかまらなかったから家から徒歩で行ったのでした。大体30分くらいかかったな……さすがに疲れた。まあセンターではないけどわりと前の方とれた。

今回は修羅ものの忠度。あっそういえば遙か3に出てきたな。最後の戦闘の後に詠んだ歌はこの「行き暮れて…」だったかもしれない。違うかも。敦盛はさすがに有名だから知ってたけど忠度のこともちゃんと知っておけばよかったなー。平家物語はあんまり詳しくない。そういえば恩師の卒論は平家物語だったっけ
世阿弥作。彼のは敦盛と忠度と、あと何があるんでしたっけか。でも修羅ものは少なかったハズ。それも戦いに未練を残して現れるというものではない、はず…「忠度」も自分の歌が詠み人知らずになっていることが成仏の妨げになってる、ってことだし。修羅もの卒論でやった子に何突っ込まれるかわからんからこういう適当な書きぶりになるのである。

仕舞は雲雀山。これは知らなかった。中将姫関係らしい。舞囃子は右近。これは知ってた。どちらも女性が舞ってましたが男性と違うところ、声だけじゃなくて細かい動きもちゃんと見ておけばよかった。それほど経験値ないけど。今度からは注目しよ。
狂言は萩大名。ひとつだけ秋の話。滑稽で面白かった。太郎冠者がまめまめしくていい感じ。見てて思ったんだがもちろん下っ端も失敗しておかしなことをするけど大名とか上の人が失敗するのは狂言らしいなと。

ほんで忠度。シテは後場で自分を討った六弥太の立場にもなって舞うんですが、わりとそのあたり自由なんだな…シテは絶対シテじゃないといけない、それ以外になってはいけない、のかと。でも自分の死ぬ場面(殺された場面)なんだから下手人の目線も必要だよなー。忠度の右腕が斬られちゃうわけですが多分その右腕でたくさんの歌を書いたのだろうなと思うと、自分の半身をもぎ取られたような絶望を襲ったのではないかしら。
って千載集のことについて書いてないわっ。詠み人知らずになった経緯が明らかになってるのって、この忠度の歌以外にもあるんだろうか。もしあるとしたら、いろんな事情やその人の無念というものがそれだけあるということなんだろうな。ほんでも後世に歌は伝わっているわけで…名前が大事か歌が大事か、本質をどっちに置くかは、人それぞれの問題だけど、歌自体や詠んだ人それぞれに背景があることはやっぱり面白いですね。と、全く無知の状態でいろいろ書いてみたのでした。
あんまり忠度の話になってないな。短冊が付いた矢が可愛かった。

ふと思ったんだが冬の観能の夕べで舞っているのは若手の人らしいんだが、面つけてるから顔がわからない! いや、ポスターにはあるのだけどね。

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いか様これは音に聞く 安達原の黒塚に、籠れる鬼の住処なり

学問ジャンルのテーマの能楽があがってきている。これはさらにageざるをえない! と思ってはりきって投稿してみるのです。それにしてもやばい、貧乏ゆすりが止まらないんですけど・・・!
寒くなってきましたね。いよいよ秋です。秋秋です。鼻が左の穴だけ調子悪いです。そんな秋に能楽です。ワー。でも昨日は結構暑かったんですけどね。直前まで祖父の法事でした。兄貴の車に乗ってなんとか開演前に間に合いました。ほっ。
そういえばこの写真まだ載せてなかった……はず。
「能」
能楽堂の入り口近くにある「能」の石碑。先月の別会能の時にぱしゃりこしました。なんか……なんかいいでしょ。

本日は至青と共通の友達軍曹さんとご一緒。軍曹さんのブログリンクに追加させていただきましたー。はてなダイアリーだね。NRK活動報告書です。いつも腹筋崩壊してます。
メインの「黒塚」は、至青のふるさと福島のご当地ソングとのこと。あたたら山→安達太良山。この読み知らなかったから教えてもらってへえええ! って驚いた。世の中にはふしぎな読み方がいっぱいだ。
至青は「ちゃんと面調べてきたよー、本当は衣装も調べたかったけど」とか言ってたので「能猛者…!」(まにまに風)と戦慄。わ、私は詞章読むことでいっぱいいっぱいですよ! それだからお能レベルが上がらないんだよねえ(まだレベル2くらい)

定例能、実はあんまり行ったことなくて三回目か四回目くらいです。多分三回目かな? 定例能は素謡や仕舞もあるので結構充実してるんですよね。
てなわけで感想。法事でいろいろぱたぱたしてたので、集中力途切れがちでしたけどどぞ。

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掬めども尽きず 飲めども変はらぬ 秋の夜のさかづき

あらためて別会能のパンフレット見たら、演目がいっぱいあってびっくりした休憩時間。仕舞もあるなんて、見落としにも程がありました。ひゃあん。
「翁」が長くなったので、こちらで「鶴亀」と「乱」を。

「鶴亀」はよく子方の子達やお能を習っている人がやっているというイメージ。確か近くの人が「こないだやりましたねえ」って話してた。
初心者向けなのでしょう、詞章が短いし。多分、舞にもそんな時間を取らないんじゃないかなと思う。私の中では最短曲というと「猩々」なのですが…謡曲百番には鶴亀載って無いので比較が出来がたい。でも、短いっていうんだから短いらしい。
シテは玄宗皇帝なので、服装がきらびやかでした。でもなんとなくシテがワキっぽいイメージ。直面だった所為もあるけど、シテは鶴と亀じゃないか? と思ってしまう。でも、鶴と亀はふつう子方の子がやるので、シテにはなれない…のでしたん。今回は子方ではなく、でも若手の方だった…はず。
冠で自己主張するのがお能ではデフォなんだろうか…鶴はいかにも鶴っぽいものが載っている冠、亀も同じく。そうそう、作り物が大きかったので、これも派手だなあ…と思っていました。

仕舞の間に少し休憩いただきました。ロビーに出ても聞こえるから、ものすごい声量なんだろう…と思いつつ。コーヒーは一杯百円です。
狂言は「舟渡聟」 あの酒好きはまさに野生のZUN! 舟渡しのヒゲは関羽並みにありました。どうでもいいけど飲酒運転だよねw

さて「乱」
みだれと読むのをしらなかったから詞章を手に入れることは出来ず…でも多分「猩々」だよね、なら一回授業でもやったし…と思いながらあの赤い猩々の出現を今か今かと待っていました。この記事のタイトルも「猩々」からとりました。
ワキの衣装、さっきの鶴亀じゃないけどキラキラで豪華。富豪だからかな。いつもは質素な僧侶ばっかりなので、ワキの中でも目立つ感じ。
さて、猩々の登場だ! わーい待ってました! いつも思うんだけどシテ登場前のあのお囃子は召喚の儀式かなんかみたいです。
しかし……一体だけと思ってたら、二体だと!? 萃香と勇儀姐さん…! 真っ赤なふさふさの髪を見ていると唐突にaikoの赤いランプを思い出しました。赤だからか…
二人静のように、二人同じ舞をしていました。もしかして、今ものすごくレアなもの見てるのかな? と思ったり。どこがどう猩々と違うのかわからなかったのですが…片方がワンテンポ遅れたりとかするとちょっと可愛い。そんなわけで珍しいであろう乱の舞いをじっくり見ていました。扇がすごく綺麗で、虹のようでした。
舞を見ていると、本当に能楽って“舞”が主体なんだと思います。まあ何回も続くとさすがに飽きたり眠くなったりしてしまうのですが。私みたいな見る専門にはそうでも、役者の方にはひとさしひとさしに魂を込めているんだと、今これを書いていて思っているわけですが…ちゃんと失礼にならないように、今度からは今まで以上にその想いを受け止めねるよう努力せねば、と思う次第でございます。

次回のお能は10月の定例、黒塚です。おに! おに!
それ以降は決まってないのですが…社会人になっても、ちゃんと年に数回でいいから行きたいなあと思っています。

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とうどうたらりたらりら、たらりあがりららりどう

昨日のことになりますが、金沢能楽会別会能に行ってきました。
オハイソなせかい
ずっと楽しみにしていたので、なかなか寝付けなかったんだぜ。……嘘です、やっぱりだらだら起きてたんです、ごめんなさい。でも楽しみにしていたのは本当で、バイト続きだったりしても頑張って日々を過ごせました。自分でそういうハレの日を設定することによって頑張って生きていけるんだと思う。

さてそれはおいといて。
開場は正午からと書いてあったので大体十分後くらいに能楽堂についたら、席が……何かほとんど埋まってる……しょぼぼ。か、開場十二時って言ったじゃん! だがまぁ、きっちりシィではないだろうなあ。高齢の方大勢いらっしゃるし、時間に融通聞く土地柄な感じもするですわ。金沢がね。
今思い出しても、あんなに混雑していた能楽堂を見たのは多分初めてでした。きっと全国からいらしてたんでしょうねえ。挨拶し合っている方の多いこと多いこと。終わった後のパーティ?についての話も聞こえてきました。
たまき、完全に蚊帳の外。ものすごくジャパニーズおハイソな世界。そ、そういえば、仕舞や素謡に使う扇が販売されてたんですがははは……買え☆ない! あとそれほど高くないけど謡本も売ってました。でも手持ちのお金が無かったんでスルーさせていただきました。。。
ええ、この言葉に尽きますよ。「恐縮」ですと。……どっかの芸能リポーターかw
席が全然無いため、もう私なんか立ち見でいいですウワワアアっていう気分でしたw N先生の教え子と言っても謡曲専門じゃないしお能なんて大学来てから知ったしやったことなんか勿論ないし、てか私近代専攻だしッ…ヒィーすいません!
姫ちゃんのリボンとかアッコちゃんのコンパクトもってたら、品のいい老婦人に変身したかったです(´・ω・`) お手洗いもライブかってくらい混んでたしね。お手洗いといえば手洗い場にありんこが一匹うろうろしててちょっと可愛かったw 頑張って脱出するんだ!

さて「翁」
前期の授業で少しだけ取り扱ったんですが、何故かずっとずっと前から気になってた曲でした。初めて名前を見たのはどこだっただろう。少なくとも花よりも花の如くでは無かったと思うんだ(二巻収録)
なんなんでしょうねえ、ルーツは知れませんが「詞章が全く意味不明だ」っていうところに惹かれていたんでしょう。私、そういうのなんかやたら好きなんですよね。宮澤賢治のオツベルと象の最後の一文とか。一応授業で使った予習のレジュメを持ってって読んではみたものの、うんさっぱりわからない。だけどおめでたい感じはします。
これは、最初から面をつけて出てくるのではなく、舞台で面をつける曲だから、私個人の見解では「人間が神になる」という、まさに能楽が持つ“物真似”という一面を表す最たる曲なんじゃないかなあと思います。翁自体が神聖であるのは勿論ですが、“真似る”ことがおそらくどの曲の中でも重要視される点でも、翁はやっぱり特別なのかなあと……まあ、何の研究もしていないからこそ言える無知無恥発言バンザイなのですが(・_・;)
すごくどうでもいい話ですが、私がちょっと前まで書いていた小説では、お能をヒントに人物に名前をつけていたのですが、翁もありました。でも「人間が神になる」のではなく「神が人間になる」という話で、それを地で行ったその人物はまさに逆翁なんだなあ…とか思っていました。性別も女だし。始まる前に一人心中で苦笑い。翁はほとんど神事なので女性は舞えないんですよねー。自分は本当申し訳ないことをしているワ。。。

以下続きに。舞台をガン見してたんであまりメモらしいメモにはなってません。
おまけが本編です。

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八重山吹も隔てぬ梅の 花に飛びかふ胡蝶の舞の 袂も匂ふ気色かな

メモとかとってた
今日で今年度の観能の夕べはお終いですー、番組は「寝音曲」と「胡蝶」でした。
こないだの「東北」で歌舞の菩薩の加護があったのか、それともお能経験値があがったのか、全然寝落ちしなかったのできっと今回も大丈夫だろう!と思ってたら七割くらい寝落ちしてますたm9(^Д^)プギャー
もう……正直いまショックです。。。予習してたとき意外にも私このみの話だなあと思ってたので。
しかも携帯電源切ってて、終わったらつけようとしたのにオイィィ!電源落としただけで電池全部消耗したとかどういうことだよおおお! 本当は終わった時入口にあった「来てくれてありがとうございました」っていう青い看板が素敵だったから撮りたかったのに…あうあう。にゃんだかいろいろ散々でした。あーうー、バイト30分延びたから? やっぱ仕事した後にお能ってのはいろいろつらいと思う。
今年最後の観能の夕べの記事に何の写真もないのは味気ないので、プログラムをぱしゃり。オレンジがかったピンク。幽玄はピンクです、とN先生は仰ってます。だから幽々子さまはピンク色なのか…ところどころ落書きのあとがありますがメモとかとってました。ところでどの回も解説が聞き取りにくいのはデフォなんだろうか。
最終日だけあってお客さんがいっぱいでした。初めて金沢に来て、初めてお能を見たと言っている方も目にしました。

2月ごろにも書きましたが、私は桜も好きだけど、家に梅の木がある縁で梅の花が好きなんです。この曲は梅の花についての曲で結構珍しい。と書きつつ、この前の「東北」も梅関連ではあるんだけど。あれは梅というより和泉式部の方にウェイトおかれてたからなー
あと私、わりと「蝶」というモチーフが好きなのでしょうね。なんでだろうな。最初はそこまで好きじゃないというか別にどうでもいい感じだった。けどサイトに掲載してる「蝶々の髪飾り」って作品や、蝶々の髪飾りをつけた人物が出てくる小説を書いているうちに&卒論でやる鏡花の「春昼」も若干胡蝶の夢と関連して論じてる文もあるとゆーかその当時の鏡花がすでにリアル胡蝶の夢ってことでその勉強しているうちに段々好きになっていったんじゃないかなーと思います。ちなみに「蝶々の髪飾り」、もともとタイトルはaikoの「蝶の羽飾り」でした。

長くなりそうなので続きに落そう。

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法の車の音聞けば 我も火宅を出でにける哉

てことで昨日観能の夕べに行ってきました。定期が切れちゃってますんで、バス代ケチってマイチャリ・タンバリン号(赤いから)で香林坊突撃したらなんか祭でした、というのはりあたいで書いたとおりです。祭って好きだよー、先生は金沢と何の関係もないソーラン系やるなんてプギャーって仰ったけど、楽しいもんは楽しい。盛り上がる気持ちを止めることはできないだー あと和太鼓は能登の方の伝統だと金沢学でやったような。毎回K先生の太鼓ライブで終わるのですよ、ウチの大学の前期金沢学。今年はどうだったか知らないけど。。。

さて今回の番組は「東北」と「雁礫」です。雁礫って何て読むんだろうと思ってたら「がんつぶて」でした。あたしゃてっきり雁を難しく詠むのかと思ってた。なんかポケモンの名前っぽい。と、思ってたら「東北」も「とうほく」じゃなくて「とうぼく」なんだってさ。うおう。お能の名前は初見じゃ確実に間違えるものいっぱいだ……熊野・石橋・鵜羽・呉服・善知鳥・鉄輪・自然居士・大会・当麻etcetc。新しくリンクしてみた初心者のわたし御用達サイト「謡蹟めぐり 謡曲初心者の方のためのガイド」さんにはこれら含めて60曲挙げられてました。ひゃー。

事前の先生の解説。薬草取は私ホイホイなんですのよ…演習でやったからさ! 卒論もあやうく薬草取にしてしまうところでした。
じゃなくて、鏡花の法華経ネタから和泉式部と法華経ネタへ。「誓願寺」もそうだけど「東北」も式部とほけきょうですね。いま私が卒論(勉強全然すすんでない)として目下取組中(のつもり)の春昼も、和泉式部の和歌が出てきたりヒロインのみをさんと和泉式部を重ねたりする考察があったりします。名前も「イズミ」繋がりですね。イズミっていうリカちゃんの友達いたよね。

今回は15時までバイト+準備にやたら時間かかった(二年前期のレジュメを物置同然のクロゼットから発掘していた)+チャリンコというどう見ても死亡(寝落ち)フラグのフルコースだったので、ぜってー寝るなあ、ごめん和泉式部。と思っていたのですが、歌舞の菩薩の御加護か、奇跡的にほぼ起きてました。メモもたくさんとったし舞台もガン見してたし思ったことも書きのこしたし。こりゃあお能観賞経験値が上がっている証拠か…!?

以下続きに。


※二重間違い\(^o^)/「がんつぶて」でした。ムキー 先生ご指摘ありがとぅざいます。

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たまき

Author:たまき
aikoは人生です
すみか:石川金沢出身在住
やってたがくもん:日本文学系近代寄り
うまれ:みなづき せいざ:ふたご

おもなしゅみ:小説書くこと。何かしら不思議なことが起こる恋愛系のお話をよく書く。のびのびやっていきます。小説は死ぬまで書き続けたい。
作品は当方HPたまくしげにて掲載中。お気軽にご訪問をば。

○ブログ名について
歴史的仮名遣いなので読みは「たまき“わ”る」です。「命」「世」などにかかる枕詞(魂極る・玉刻る等)と、建春門院中納言日記の別名から取りました。ヘッダーの和歌も中納言日記からです。でも読んだことはありません。申し訳ない。

○ブログコメント・拍手について
2017年からは極力コメント欄を閉じさせていただいております(忘れてる場合もあります) ご了承ください。
無駄に長くやっているブログなので、かなり前の記事に対するコメントには基本返信を致しかねるます。こちらもご了承ください。
拍手のコメントも確認しておりませんが、押していただくと励みになります。
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好きアルバム:夢の中のまっすぐな道
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歌詞研究とかライブレポとか曲ソートとか。のんびりきまま。

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○わたしほいほい:aiko・八犬伝・漱石・鏡花・ピングー・きつね・新選組・アリス・三国志・戦国・星座・お能・落語・その他日本文学、小説ネタ・乙女ゲーなど

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